双葉の前に 双葉なく…
【雑草ポエム 第441話】
本日、尊敬いたします相撲絵師の先生より『角聖』の錦絵が我が家に送られて参りました。

第35代横綱 双葉山 定次…
いつもながら その錦絵の出来は素晴らしく、実に見事な面構えをしておりました。
双葉山と言うこの大横綱は、常にこの表情を崩すことはございませんでした。
それは稽古場のみならず、本場所の土俵入りから取り組みにいたるまで、この冷静な表情を保ち続けたのでございます。
『これが…、今から戦おうとしている男の顔なのか?』
現在、無敵の連勝を誇る天下の横綱白鵬が、VTRで双葉山の(かつての)相撲を確認し、しみじみと語ってくれました。
双葉山は無表情…
しかし、だからこその秘めたる本当の恐ろしさが、対戦相手に伝わっていたのでございます。
仮に強気の朝青龍が土俵上、全身を駆使したパフォーマンスで相手をどんなに威嚇しても、双葉山を相手とし、はたして同じ威嚇ができたのでございましょうか?
最後の最後まで『品格』という意味が理解できなかった朝青龍…。
両腕を下ろした双葉山の不動心(無表情)こそが、相手を震え上がらせる何よりの威嚇であるということに、彼はついに気が付くことができずに角界を去ってしまいました。
69連勝という金字塔を打ち立て…
70連勝目で土俵に倒れて負けを喫しても、その表情は変わらない。
パニック状態となる観客を横目に…
何事もなかったように土俵を後にする双葉山。
双葉の前に 双葉なく…
双葉の後に 双葉なし…
白鵬の、連勝記録はいつか必ず止まります。
その時に、白鵬がいったいどんな表情をみせるのでしょうか?
双葉山を尊敬し、所作から真似て見せる白鵬ではございますが、はたして『木鶏』の真髄を究めることができているのでございましょうか。
間違っても、舌打ちなどしてほしくない…
白鵬には、それだけの値打ちがございますゆえ。
さぁ、大相撲九州場所が始まります!
by 桜川
本日、尊敬いたします相撲絵師の先生より『角聖』の錦絵が我が家に送られて参りました。

第35代横綱 双葉山 定次…
いつもながら その錦絵の出来は素晴らしく、実に見事な面構えをしておりました。
双葉山と言うこの大横綱は、常にこの表情を崩すことはございませんでした。
それは稽古場のみならず、本場所の土俵入りから取り組みにいたるまで、この冷静な表情を保ち続けたのでございます。
『これが…、今から戦おうとしている男の顔なのか?』
現在、無敵の連勝を誇る天下の横綱白鵬が、VTRで双葉山の(かつての)相撲を確認し、しみじみと語ってくれました。
双葉山は無表情…
しかし、だからこその秘めたる本当の恐ろしさが、対戦相手に伝わっていたのでございます。
仮に強気の朝青龍が土俵上、全身を駆使したパフォーマンスで相手をどんなに威嚇しても、双葉山を相手とし、はたして同じ威嚇ができたのでございましょうか?
最後の最後まで『品格』という意味が理解できなかった朝青龍…。
両腕を下ろした双葉山の不動心(無表情)こそが、相手を震え上がらせる何よりの威嚇であるということに、彼はついに気が付くことができずに角界を去ってしまいました。
69連勝という金字塔を打ち立て…
70連勝目で土俵に倒れて負けを喫しても、その表情は変わらない。
パニック状態となる観客を横目に…
何事もなかったように土俵を後にする双葉山。
双葉の前に 双葉なく…
双葉の後に 双葉なし…
白鵬の、連勝記録はいつか必ず止まります。
その時に、白鵬がいったいどんな表情をみせるのでしょうか?
双葉山を尊敬し、所作から真似て見せる白鵬ではございますが、はたして『木鶏』の真髄を究めることができているのでございましょうか。
間違っても、舌打ちなどしてほしくない…
白鵬には、それだけの値打ちがございますゆえ。
さぁ、大相撲九州場所が始まります!
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