スター 百面相

それは今から30年前…
当時の人気番組『お笑いスター誕生!!』から、ルパン三世の雄叫びよろしく、山田康雄さんの軽快なナレーションが全国のお茶の間に響き渡りました!
『九州男児が半年前にふるさとを捨て、スターを目指して上京。珍しい百面相を引っさげて、コロッケの登場だ!』(by 山田康雄)
日本の芸能には様々なジャンルがございまして、古くから人を真似る芸といたしまして顔面模写、声帯模写、そして形態模写というものがございました。
しかしながら、コロッケという芸名の新人類によりまして、『物真似芸』の歴史が大きく変わってしまったような衝撃を受けましたのは、きっと私だけではございますまい。
事実、彼を発掘いたしました仕掛け人、赤尾PDのお話では…
『いやぁ、彼をコミックパブで初めて見た時に、背中にビリビリっと電気が走るような衝撃だった…』とのこと。
ブレイクの切っ掛けとなりました『お笑スター誕生!!』に初登場した時、当時高校1年生でした私にも衝撃的に映りましたし、30年を経た現在におきましても、スター百面相というジャンルでは、彼の右に出る芸人は(私の中では)未だに存在いたしません。
コロッケ氏は天才…?
芸能人を目指して上京したコロッケ氏ですが、その芸名(コロッケ)の由来は、知人のロッキーさんという人に後ろ姿がよく似ていたため、『小ロッキー』と呼ばれるようになり、それが『コロッケ』と変わったのだそうでございます。
コロッケ氏は並み外れた才能を持ちながら、大変な努力家であったということは今更言うまでもございませんし、モノマネ芸人でありながら、絶対に他の人には真似のできない『X(エックス)』を持っていることが、何より凄いことだと思います。
最近の日本国では、芸能界のみならず、どのような世界でも飛び抜けて目立つような人物が出てこなくなりました。
ビリビリッと、背中に電気が走るような、そんな衝撃的な人材が出現しないのはなぜでございましょうか。
もう、日本人もネタ切れなのかも…
by 桜川
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