雑草の観劇

【雑草ポエム　第４５０話】

↓昨日、私は友人の女優『伊東知香』さん主演の舞台を観劇するために、池袋の東京芸術劇場へ出向きまして、ピープルシアター創立３０周年記念公演を堪能して参りました。

↓巨大な劇場では大勢の人たちで賑わいをみせておりましたが、私が向かいましたのは地下にある、落ち着いた雰囲気漂う小ホールでございます。

↓今回の観劇は、私の大好きな劇団・ピープルシアターが公演いたします傑作『悲哀の路地』でございます。

↓貫禄のベテラン女優『白石奈緒美』さんは別格といたしましても、まだ無名とは申せ、力量万点の錚々たる出演者たちの熱演に、思わずアドレナリンがお嫁サンバ♪…してしまいました。

友人の伊東知香さんの力量につきましては言うに及ばず、私はピープル劇団のリーダーたる俳優『二宮 聡』さんの演技力に魅了されているファンの一人でございます。

↑彼の眼力はハンパなく、どうしてこの素晴らしい俳優さんがもっとメジャーになれないのか、私は不思議でならないのですが…。

↑この一枚のチケット…
たかが一枚…　されど一枚。

個人の財布から、大切なお金を払ってチケットを買ってもらえるということの大変さを、劇団の皆様はよく存じているようでございます。

連日連夜の猛稽古…
アルバイトをしながら稽古場に通う日々…

どんなに役者としての力量を兼ね備えておりましても、彼らへの報酬は微々たるものでございます。

今は雑草…

しかし…

たかが雑草…　されど雑草。

燻り続ける老いた灰色の舞台などよりも、一滴の雨水を奪い合いながらも、太陽に向かって果敢に立ち上がろうとする若い息吹の真っ赤な舞台は　熱い！　熱い！！　熱い！！！

↑ラストはいつものお約束…？
圧巻の舞台を終えた伊東知香さんとのツーショット♪

『あんまりお変わりないですね！』（ち）
『変わらずデブだということね？』（さ）
『えっ、そんなことないですよ！』（ち）
『ま、所詮は相撲取りですから！』（さ）

お相撲も大好きだという彼女…
来年の国技館デビューを約束し、絵番付のお土産を手渡しました。

ありがとう、心の友よ！

ｂｙ　桜川


追記…
２００８年１月より再スタートいたしました『雑草ポエム』でございますが、お陰さまで今回にて第４５０話目を認めるに至りましたこと、いつも閲覧してくださっております皆様方におきましては、心より厚く御礼申し上げますと共に、今後とも宜しくお願い致します。

桜川 久慶