2013 黄金週間
【雑草ポエム 第665話】
今年の黄金週間は例年以上に落ち着かず、近場ばかりとは申せ、色々な所へ足を延ばして参りました。
↓まずは日本武道館におきまして、『全日本柔道選手権大会』を生観戦!

↓昭和の日には、九段下の『昭和館』にて昭和の時代を懐かしむ。

↓憲法記念日には、国会議員でもないのに『靖国神社』を参拝。

↓旧東京中央郵便局を再生した、『KITTE』に乱入!

↓川崎市の『浮島町公園』にて、羽田空港を離着陸する飛行機を撮影。

↓大量・鯉のぼり発祥の地、神流町の『鯉のぼりフェスタ』を満喫。

↓オートレース場へ立ち寄り、レーサーのスタート練習をチェック&チェック!

↓JR上野駅の讃岐うどん(かき揚げ&なす天&生卵)に舌鼓♪

そして最後に、黄金週間恒例のJR鶴見線の駅巡りで締めました。
↓今年の駅は海芝浦への分岐点、『浅野駅』でございます。

↓無人駅であり、ポツンとスイカのタッチパネルが設置されております。

↓始発の鶴見駅から数えて4っ目の駅であり、僅か6分で到着します。

プラットホームは、島式と相対式との2種類で構成されており、1・2番線が本線用、3・4番線が海芝浦支線用でございます。

支線分岐駅ながら、駅の手前で路線が分岐している為、駅構内では複々線構造となっております。

ここで…
私は思わぬ人に出会いました。
私が生まれた時から可愛がってもらい、当時、同じアパートで生活しておりました『隣のおばちゃん』が浅野駅の本線側ホームに座っていたのでございます。

私が8歳の時に、そのおばちゃんは沖縄へ引っ越して行ってしまいましたが、つい最近まで年賀状のやり取りだけは欠かしたことはなく、生存確認程度はできていたはずでございました。
ところが、ここ数年 ぱったりと年賀状の返事も貰えなくなり、心配していた矢先の事でございましたので、私は恐る恐る近付きながら、その人の至近距離に立ったのです。

うん…間違いない、いや…間違えようもない、そこに座る白髪の老婆は、あの懐かしい『近所のおばちゃん』ご本人でございました。
私は40年振りの再会に胸が躍りました…
が、しかし…
私は無言のままプラットホームの階段を下り、足早に浅野駅を後にしてしまったのでございます。

声をかければ懐かしみ、必ずや喜んでくれたことでしょう。
無論、それは私とて同じ事であり、どれ程話をしたいと思っていた事か。
しかし…、どうしても声をかける事ができませんでした。
それは何故だったのか…、今もって理由がわかりません。

運河の橋の上まで来て、ようやく振り返って見ましたが、もう既に『おばちゃん』の姿は無く、いつものように物静かな休日の無人駅と化しておりました。

少年の頃、『純』な心で接していたおばちゃんを目前にして、声を発することができなかったということは…
40年という歳月を経て、心が汚れて眼は腐り、薄汚い人間になってしまったという証なのかもしれません。

あの時、私はなぜ目をそらしたのだろう…
なぜ、無言のまま去ってしまったのだろう…
今になり、心の底から後悔しております。
by 桜川
今年の黄金週間は例年以上に落ち着かず、近場ばかりとは申せ、色々な所へ足を延ばして参りました。
↓まずは日本武道館におきまして、『全日本柔道選手権大会』を生観戦!

↓昭和の日には、九段下の『昭和館』にて昭和の時代を懐かしむ。

↓憲法記念日には、国会議員でもないのに『靖国神社』を参拝。

↓旧東京中央郵便局を再生した、『KITTE』に乱入!

↓川崎市の『浮島町公園』にて、羽田空港を離着陸する飛行機を撮影。

↓大量・鯉のぼり発祥の地、神流町の『鯉のぼりフェスタ』を満喫。

↓オートレース場へ立ち寄り、レーサーのスタート練習をチェック&チェック!

↓JR上野駅の讃岐うどん(かき揚げ&なす天&生卵)に舌鼓♪

そして最後に、黄金週間恒例のJR鶴見線の駅巡りで締めました。
↓今年の駅は海芝浦への分岐点、『浅野駅』でございます。

↓無人駅であり、ポツンとスイカのタッチパネルが設置されております。

↓始発の鶴見駅から数えて4っ目の駅であり、僅か6分で到着します。

プラットホームは、島式と相対式との2種類で構成されており、1・2番線が本線用、3・4番線が海芝浦支線用でございます。

支線分岐駅ながら、駅の手前で路線が分岐している為、駅構内では複々線構造となっております。

ここで…
私は思わぬ人に出会いました。
私が生まれた時から可愛がってもらい、当時、同じアパートで生活しておりました『隣のおばちゃん』が浅野駅の本線側ホームに座っていたのでございます。

私が8歳の時に、そのおばちゃんは沖縄へ引っ越して行ってしまいましたが、つい最近まで年賀状のやり取りだけは欠かしたことはなく、生存確認程度はできていたはずでございました。
ところが、ここ数年 ぱったりと年賀状の返事も貰えなくなり、心配していた矢先の事でございましたので、私は恐る恐る近付きながら、その人の至近距離に立ったのです。

うん…間違いない、いや…間違えようもない、そこに座る白髪の老婆は、あの懐かしい『近所のおばちゃん』ご本人でございました。
私は40年振りの再会に胸が躍りました…
が、しかし…
私は無言のままプラットホームの階段を下り、足早に浅野駅を後にしてしまったのでございます。

声をかければ懐かしみ、必ずや喜んでくれたことでしょう。
無論、それは私とて同じ事であり、どれ程話をしたいと思っていた事か。
しかし…、どうしても声をかける事ができませんでした。
それは何故だったのか…、今もって理由がわかりません。

運河の橋の上まで来て、ようやく振り返って見ましたが、もう既に『おばちゃん』の姿は無く、いつものように物静かな休日の無人駅と化しておりました。

少年の頃、『純』な心で接していたおばちゃんを目前にして、声を発することができなかったということは…
40年という歳月を経て、心が汚れて眼は腐り、薄汚い人間になってしまったという証なのかもしれません。

あの時、私はなぜ目をそらしたのだろう…
なぜ、無言のまま去ってしまったのだろう…
今になり、心の底から後悔しております。
by 桜川
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