昭和の日(其の一) 全日本柔道選手権大会
【雑草ポエム 第664話】
晴天に恵まれた(4月29日)昭和の日…
私は『全日本柔道選手権大会』を観に、日本武道館へ向かいました。
東京メトロ『九段下駅』の長いエスカレーターを登り切り、北の丸公園に足を踏み入れるのは久しぶりでございます。

↓日本武道館、いやぁ… 相変わらずシブイですねぇ♪

柔道日本一を決める伝統あるこの大会、一連の不祥事で観客の出足が心配されましたが、会場前から大変な賑わいとなっておりました。

↓会場早々、ほぼ満員に膨れ上がった武道館、相変わらず良い雰囲気の天井です。

↓今大会、選抜された強豪がトーナメント方式で勝ち上がります。

↓金・銀・銅のメダルを模した額が用意され…

↓トロフィーと優勝旗の横には、何故か巨大な『赤いきつね』が…。

↓国技館と同様、まったく音楽の流れない会場に響くのは大太鼓の音だけです。

↓時刻はAM11時を回り、いよいよ開会式でございます。

出場選手全員が紹介された後、全柔連のお偉いさんが挨拶をなされておりましたが、一連の不祥事等につきまして、我々観客(柔道ファン)に向けたお詫びのメッセージが全く無かった事に呆れ果ててしまいました。

そうした中、女子柔道の五輪金メダリスト 松本 薫選手が栄誉を称えられ、表彰されるという嬉しいワンシーンもございました。

↓ウルフの眼光もどこへやら、とても優しい笑顔の松本選手でございました。

そしていよいよ試合開始!
↓礼に始まり、礼に終わる… これぞ日本武道の素晴らしさでございます。

選手権大会は無差別での戦いとなりますので、体格の差がでてしまうのも興味深いところでございます。
丸い土俵で戦う相撲とは違い、柔道はどうしても重量の有る方が断然有利でございます。
↓故に、思わず小さい選手を応援してしまうのは、判官贔屓の心からか…。

↓そして今大会の優勝者、穴井選手の登場です!

昨年のロンドン五輪では、男子100級の日本代表として金メダルを期待されていながらも、残念ながら2回戦敗退という屈辱を胸に刻んで挑んだ今大会。
↓穴井選手は試合前、既に現役引退を表明しておりました。

↓今日は現役最後の柔道を楽しみたいと語っていた穴井選手、動きは実に軽快!

↓時折笑顔を見せながら余裕の勝利を続ける穴井選手に、場内から大拍手♪

↓自身のラストを優勝で飾るという、まるで絵に描いたような幸運の持ち主!

しかしながら、そうした古参選手に手も足も出なかった今後の若手ホープ達は、まったくもって情けないの一言でございます。
↓唯一の希望の光は、たった一人の現役高校生、佐藤 和哉くんの登場!

↓一回戦は大学職員の大人を相手に優勢勝ちを決めましたが…

↓2回戦では格の差を見せつけられて、敢え無く敗退…。

素質でチヤホヤされてきたのか、攻守共に若者らしき覇気が感じられず、18歳の怪童と呼ばれました『山下泰裕』が出場し、優勝した時の雰囲気とは雲泥の差がございました。
弱体化する一方の日本男子柔道界。

しかし、勝負に勝つばかりが『柔道』の醍醐味ではございません。
日本の柔道が『JUDO』となり、世界に広がってから、『柔の道』としての礼儀が全く無視され、単なるスポーツ性だけがひとり歩きしているように思われてなりません。
考えが古いのかも知れませんが、私が柔術を習っていた時代では、正面(神様)・審判・相手にきちんと礼をし、畳を降りるまでガッツポーズをしたり、勝利を誰かにアピールしたりという行為は絶対に考えられませんでした。
それは試合中にも多く見られ、戦う時の組み合う姿勢、何人かは今でもおりますが『背筋を張って相手と対面する』、お互いがその状態にあった上で、その力の優劣をつけるというのが柔道の基本だったはずでございます。
ところが、昨今では釣り手や奥襟を取るための競技になってしまっており、ただひたすら相手に取られないよう姿勢を崩し、技の競演など一切無いわけですから、立ち技での一本勝ちは激減し、柔道の醍醐味など出てくる筈もございません。
『世界を獲るためには外国人の指導者(監督)を招へいするべきだ』と、どこかのバカがほざいておりました。
いやはや…
長ったらしい愚痴になってしまいましたが、久々に生観戦した柔道選手権大会に、自分の胸が熱くならなかったという危機感を抱いて会場を去るのは悔しい限りでございます。
では、気分直しといきましょう。
皆様も武道館の雰囲気をお楽しみください!
↓武道館の売店では、全日本の柔道着が売られておりました。

↓『柔』の文字の入ったTシャツやタオルも販売されておりました。

↓そう言えば、腹が減ったなぁ。。。

↓武道館名物? とてもビッグな『餃子ドック』♪

↓いたってシンプルなお弁当♪

う~い、今日も元気だ ごはんが美味い!
頑張れ、ニッポン柔道よ!
by 桜川
晴天に恵まれた(4月29日)昭和の日…
私は『全日本柔道選手権大会』を観に、日本武道館へ向かいました。
東京メトロ『九段下駅』の長いエスカレーターを登り切り、北の丸公園に足を踏み入れるのは久しぶりでございます。

↓日本武道館、いやぁ… 相変わらずシブイですねぇ♪

柔道日本一を決める伝統あるこの大会、一連の不祥事で観客の出足が心配されましたが、会場前から大変な賑わいとなっておりました。

↓会場早々、ほぼ満員に膨れ上がった武道館、相変わらず良い雰囲気の天井です。

↓今大会、選抜された強豪がトーナメント方式で勝ち上がります。

↓金・銀・銅のメダルを模した額が用意され…

↓トロフィーと優勝旗の横には、何故か巨大な『赤いきつね』が…。

↓国技館と同様、まったく音楽の流れない会場に響くのは大太鼓の音だけです。

↓時刻はAM11時を回り、いよいよ開会式でございます。

出場選手全員が紹介された後、全柔連のお偉いさんが挨拶をなされておりましたが、一連の不祥事等につきまして、我々観客(柔道ファン)に向けたお詫びのメッセージが全く無かった事に呆れ果ててしまいました。

そうした中、女子柔道の五輪金メダリスト 松本 薫選手が栄誉を称えられ、表彰されるという嬉しいワンシーンもございました。

↓ウルフの眼光もどこへやら、とても優しい笑顔の松本選手でございました。

そしていよいよ試合開始!
↓礼に始まり、礼に終わる… これぞ日本武道の素晴らしさでございます。

選手権大会は無差別での戦いとなりますので、体格の差がでてしまうのも興味深いところでございます。
丸い土俵で戦う相撲とは違い、柔道はどうしても重量の有る方が断然有利でございます。
↓故に、思わず小さい選手を応援してしまうのは、判官贔屓の心からか…。

↓そして今大会の優勝者、穴井選手の登場です!

昨年のロンドン五輪では、男子100級の日本代表として金メダルを期待されていながらも、残念ながら2回戦敗退という屈辱を胸に刻んで挑んだ今大会。
↓穴井選手は試合前、既に現役引退を表明しておりました。

↓今日は現役最後の柔道を楽しみたいと語っていた穴井選手、動きは実に軽快!

↓時折笑顔を見せながら余裕の勝利を続ける穴井選手に、場内から大拍手♪

↓自身のラストを優勝で飾るという、まるで絵に描いたような幸運の持ち主!

しかしながら、そうした古参選手に手も足も出なかった今後の若手ホープ達は、まったくもって情けないの一言でございます。
↓唯一の希望の光は、たった一人の現役高校生、佐藤 和哉くんの登場!

↓一回戦は大学職員の大人を相手に優勢勝ちを決めましたが…

↓2回戦では格の差を見せつけられて、敢え無く敗退…。

素質でチヤホヤされてきたのか、攻守共に若者らしき覇気が感じられず、18歳の怪童と呼ばれました『山下泰裕』が出場し、優勝した時の雰囲気とは雲泥の差がございました。
弱体化する一方の日本男子柔道界。

しかし、勝負に勝つばかりが『柔道』の醍醐味ではございません。
日本の柔道が『JUDO』となり、世界に広がってから、『柔の道』としての礼儀が全く無視され、単なるスポーツ性だけがひとり歩きしているように思われてなりません。
考えが古いのかも知れませんが、私が柔術を習っていた時代では、正面(神様)・審判・相手にきちんと礼をし、畳を降りるまでガッツポーズをしたり、勝利を誰かにアピールしたりという行為は絶対に考えられませんでした。
それは試合中にも多く見られ、戦う時の組み合う姿勢、何人かは今でもおりますが『背筋を張って相手と対面する』、お互いがその状態にあった上で、その力の優劣をつけるというのが柔道の基本だったはずでございます。
ところが、昨今では釣り手や奥襟を取るための競技になってしまっており、ただひたすら相手に取られないよう姿勢を崩し、技の競演など一切無いわけですから、立ち技での一本勝ちは激減し、柔道の醍醐味など出てくる筈もございません。
『世界を獲るためには外国人の指導者(監督)を招へいするべきだ』と、どこかのバカがほざいておりました。
いやはや…
長ったらしい愚痴になってしまいましたが、久々に生観戦した柔道選手権大会に、自分の胸が熱くならなかったという危機感を抱いて会場を去るのは悔しい限りでございます。
では、気分直しといきましょう。
皆様も武道館の雰囲気をお楽しみください!
↓武道館の売店では、全日本の柔道着が売られておりました。

↓『柔』の文字の入ったTシャツやタオルも販売されておりました。

↓そう言えば、腹が減ったなぁ。。。

↓武道館名物? とてもビッグな『餃子ドック』♪

↓いたってシンプルなお弁当♪

う~い、今日も元気だ ごはんが美味い!
頑張れ、ニッポン柔道よ!
by 桜川
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