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山谷 首斬り 泪橋 (其の二)

【雑草ポエム 第660話】

日本一の『ドヤ街』として知られるのが山谷(さんや)地区であり、現在はこの山谷という地名はございません。

ドヤ街の入り口となる泪橋交差点から、明治通りを東に少し歩いたところに存在する『泪橋歩道橋』の上を歩きますと、そこに何故か『寝床』があるという、実にシュールな状況が提示されておりました。

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ドヤ街とは、いわゆる『日雇い労働者』が集まる場所で、彼ら専用の簡易宿泊所が軒を連ねており、これらは『人が住むようなところではない』という意味合いから、『宿(ヤド)』の反対の『ドヤ』と呼ばれるようになりました。

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この辺りの宿は一部屋三畳のスペースで、一泊2000円から2300円(食事無し)程度の料金設定となっており、これは東京都が決める生活保護の住居手当の上限が一日2300円ということから、そのような設定になっているのだそうでございます。

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この世に生を受けながらも、夢破れた『男たち』が肩を落とし、重い両足を引き摺りながら泪橋を超えて辿り着くという日暮れ街。

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しかし、彼らも生きるために日銭を求めて働かなくてはなりません。

早朝の泪橋交差点を訪れますと、出勤間際の労働者の群れを見る事が出来ますので、まだまだ山谷地区が日雇い労働者の寄せ場として機能している実態を感じることができます。

勿論、山谷で得られる仕事の多くは、土木建設関連の『ヨイトマケ』がメインであり、条件が折り合いますれば『よし、今日のメシにありつけた!』と、送迎用のマイクロバスに飛び乗る肉体労働者たち。

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大東京とは不思議なところ…

いまだ、古くから残る貧困と、それを見下ろすように建つ巨大なマンション…、まるで中国の北京のような光景でございます。

東京と北京との違いは…、そこに生きる人間の『明るい未来』なるものが、しっかりと見えているのか否か…というところにあるように思えてなりません。

昭和の時代から脈々と受け継がれる、東京の貧困の歴史…

21世紀に入りまして、そこに安い宿を求める『外国人旅行客』という、全く繋がりのない異文化がドヤ街に混入している状況におきまして、残念に思いますのは、その二つが決して混ざり合うことはないということでございます。

このドヤ街が、タイのカオサンロードのように『外国人の異文化を求めて、最先端の現地人が集まる場所』になるのか…、それとも『日本人の貧困の最先端として、東京のスラム』と化して行くのか…、私は考えてしまいました。

直ぐ近くに『玉姫公園』がございます。

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『あしたのジョー』で、丹下段平と矢吹丈が出会ったという、全国的に有名であるはずのこの公園は、隙間なくブルーシートで覆われた、ホームレスたちのハウス天国と化しておりました。

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ここは天下の大東京。
都心から、僅か10分足らずの哀しい現状でございます。

(其の三へ続く…)

by 桜川
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桜川 久慶

Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

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