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ホイットニーの凋落

 先日、出張先の新大阪駅近くにございます喫茶店に立ち寄って休憩しておりました時、店内にはホイットニー・ヒューストンが流れており、一時的ですが何やらとても懐かしい想いに浸りました。

 流れておりましたのが『すべてをあなたに』という邦題で、日本でも大ヒットいたしました【Saving All My Love For You】だったのですが、当時の私は大学生。

 個人的に、あまり好きな曲ではなかったのですが、歌唱力が物凄いということは洋楽オンチの私でもわかりました。

 アルバム『ホイットニー・ヒューストン』の大ブレイクによりまして、あっという間に大スターとなられたホイットニーでしたが、ディオンヌ・ワーウィックの従姉妹ということやアレサ・フランクリンが代母ということもあり、基本的には最初からサラブレッドの扱いだったそうでございます。

 私は、あまり彼女の歌が好きではなかったのですが、グラミー賞授賞式かなにかで生で歌っている映像を見て、とんでもない歌唱力だと改めて感心した覚えがございます。

 グラミー賞授賞式で、プレゼンターのディオンヌ・ワーウィックが『ドキドキするわ~』と言いながら封筒を開き、中を見ると同時に『ホイットニー・ヒューストン!』と叫んで封筒を投げ捨てて泣き出したのは、今でも忘れられない映像です。

 その後、スーパーボウルでの伝説的な国歌斉唱があり、私の中でホイットニーは、絶対的な歌唱力を持ったシンガーとして記憶に焼き付きました。

 なぜ、よその国の国歌を聴いて鳥肌が立つのか自分でも判りませんでしたが、とにかく素晴らしいパフォーマンスで、『チケット代は、ホイットニーの歌だけで元がとれた』などと言われたりもいたしました。

 アメリカ国歌の名演と申しますれば、ジミ・ヘンドリックスのウッドストックでの演奏がございますが、ホイットニーはオーソドックスな歌い方でありながら、聴く人の心を震わせる力強いものでございました。

 このパフォーマンスがあったから、翌年に『ボディガード』という、個人的には実に退屈な映画を観たときもホイットニーを嫌いにはなりませんでした。

 映画は評判倒れで単調極まりなく、私は眠気をこらえるのに精一杯でしたが、サウンドトラックはホイットニーらしい素晴らしい歌声が詰まっておりました。

 結果として映画もサウンドトラックも大ヒットし、私生活でもボビー・ブラウンと結婚なされたということで、順風満帆のように見えましたが、彼女のキャリアはここから急落してしまいます。

 ボビー・ブラウンの暴力、自身のコカインの常用やセックス中毒などにより、激やせ・激太りした様子がパパラッチの餌食になっていきます。

 さらに、あの美しい容姿は、明らかに病人のものとなっていき、美声も失っていきます。

 90年にマライア・キャリーがデビューすると徐々にホイットニーの存在感は薄くなり、彼女は施設でリハビリ生活を送ることになりました。

 離婚が決定し、レコーディングも開始したという話もございましたが…

 スターになったがための苦難というものは、やはり我々素人が想像できる範囲のものではないようでございます。













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Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

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