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人生 先発完投(村田兆治投手)

 マサカリ投法…

 それは、マウンド上にて『マサカリ』のように足を跳ね上げ、豪快に球を投げ下ろす独特の投球フォームであり、元ロッテの村田兆治投手がその代名詞的存在であったということは、今更申し上げるまでもございません。

 この村田投手の素晴らしさにつきましては、私ごときが改めて説明する意味も必要も無に等しいのではございますが、そうした中でただ一つ、昨今の自分に対する『教訓』とさせていただきたいエピソードがございました。

 それは…

 日本で初のドーム球場(東京ドーム)元年となりました昭和六十三年のパ・リーグ開幕戦『日本ハムvsロッテ』の事でございます。

 日本ハムの先発は、前年度最多勝をマークした新進気鋭の西崎投手、対するロッテの先発は『マサカリ投法』の鉄人、村田兆治投手でプレーボール!

 試合は緊迫した投手戦となり、終盤まで二対二の同点で動かず、まさに『手に汗握る』好展開となっておりました。

 しかし、試合が動いたのは九回表、ロッテの攻撃!

 ツーアウト 一塁・二塁で、バッターは新外国人で四番打者のマドロック選手。

 西崎投手は軽快に二ボール二ストライクと打者を追い込み、ラストの『決め球』として投じた第五球目、ド真ん中の切れ味鋭いストレートが、田村捕手のミットに『ズバーン!』と吸い込まれたのでございます!

 マドロック選手は見逃したのではなく、あまりの切れ味鋭いストレートに対して手が出なかった…。

 『三振だ!』

 誰もがそう思ったその瞬間、なんと主審のジャッジは…

 『ボール!』

 受けた田村捕手が即座に激怒し、ミットをホームベースへ叩き付けて猛烈に抗議、さらに西崎投手までもがマウンド上で暴言を吐く!

 『そんなバカな!、 どこを見ているんだ、アンパイア!』

 取り乱す西崎投手…

 その光景をベンチで見ていた村田投手は…『オレの勝ちだ…』 と一言呟き、不敵に笑っていたそうでございます。

 いったい なぜ…。

 あのミスジャッジで納得できないのは当然であり、田村捕手やベンチの猛抗議は妥当なものでございます。

 しかし、肝心の 『投手』 が乱心してはいけません。

 怒ったところで判定が覆る道理はなく、結果的には審判を敵に回すことにもなりかねないという事実に気がつかなければ、プロの投手として失格でございます。

 『投手がジャッジの不服を口にした時は、それだけ自分の状態がアップアップだという 何よりの証明なんだ!』

 村田投手は試合後の(勝利者)インタビューで、そう吐き捨てたのでございます。

 村田投手の本当に素晴らしい所…

 それは、長い野球(投手)人生の中におきまして、一度たりともアンパイアのジャッジに不平不満を唱えたり、態度に出したことがない…ということでございます。

 怒ってはイカン!

 私も短気であるがゆえに、数多く怒って他人を傷付け、己自身も傷付いて参りましたが、怒ったところでいったいどんなメリットがあったのでございましょうか。

 幾度思い返してみましても、怒って何かが良くなったことなどございません。

 何を今更とは思うのですが…

 怒ると、叱るとでは意味が違う。



 怒ってはイカン…

 絶対に… 、怒ってはイカンのです。


 残りの人生を…

 すっきりと完投するためにも。

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桜川 久慶

Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

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