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お馬の親子(姥捨て山)

 沖縄の民話に、『姥捨て山』という有名なお話がございます。

 『六十一歳になった年寄りは山へ捨てなさい』という国の命令があり、自分の親がその歳になりますと山へ捨てなければならないという、とても辛くて悲しい物語。

 息子に背負われて山へ捨てられに行く道中、母親は木の枝を一枝ずつ折って道に落としていきました。

 『お前が帰りの道に迷わないように、木の枝を細かく落としておいたから それを頼りに帰りなさい』

 子を思う親心… 、そして、長年生きてきた中で培った豊富な知識と知恵。

 年寄りは大切な宝物でございます故、絶対に粗末にしてはいけません。


 ある日、息子が難問を突き付けられ…

 『体の大きさも色も、全て同じ二頭の馬の親子を見分けてみろ!』

 回答に困った息子は母親に尋ねると…

 『草を二頭の馬の前に置いてみなさい。最初に草を食べるのが子供、後で食べるのが親馬だよ』

 私は、この言葉が今でも強く心の奥底に残っております。

 『児童虐待』などという言葉すら気にならなくなってしまった昨今…

 母親が、自ら生んだ実の子供を平気で殺せてしまうのは…

 もはや 人間だけなのかもしれません。
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桜川 久慶

Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

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