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父の贅沢

【雑草(ポエム)ららばい 第630話】

暑い暑い日本の夏…

いくら夏季休暇を取り続けましてもキリがなく、家で寝ていても疲労が蓄積されるばかりでは、もはやどうすることもできません。

そんな折、私は仕事(接待等)でよく利用させていただきます、さいたま市にある和食処『鮨・dining 月むら』へ行きまして、ちょっぴり贅沢なランチを楽しんで参りました。

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↓私が注文いたしましたのは『月むら御膳』♪

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蟹サラダ・にぎり鮨(中とろ他5かん)・天ぷら盛合せ・赤だし・季節の手作り等々、けっこうなお手前でございます。

↓今回は『エビスの生中』でプチリッチ?

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↓付き物の『茶碗蒸し』は、和の料理には欠かせません♪

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↓そして〆は『杏仁豆腐と梅のシャーベット』で大満足♪

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品の良いオネイさん(店員)にお茶のお代りをお願いし、空になった器を眺めながら思った事がございます。

『こんな美味いもの、死んだオヤジに食べさせてやりたかった…』

この日はお盆の中日ということもあり、我が家に『お客』に来ている父親のことを ふっと思い出したのでございます。

我が父は団塊の世代…

青春時代に戦争に巻き込まれ、貧しくも苦しい時代を懸命になって生きて来た親世代でございます。

それこそ狂ったように働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて…

ウサギ小屋の生活の中におきまして、やっとテレビが買え、やっと洗濯機が買え、贅沢の『ぜ』の字も口にすることなく、梅干し一つの日の丸弁当を目の前に、手を併せて食べていたのが私の父親でございます。

苦労知らずの世間知らず、どうしようもない不良息子の私ではございましたが、初任給から現金10万円を両親に(感謝の心で)渡した時のエピソードを、後で母親から聞いた時には胸が熱くなりました

暗がりの…静まり返った部屋の中で、父がポツンと こう言ったそうでございます。

『まさかなぁ… まさか アレ(私)からジェニ(銭)もらえるとは夢にも思わなんだ… じぃちゃんが生きとったら、どんなに喜んだ事か…』

私は父親の涙というものを見た事がございませんが、この時ばかりは密かに涙を流していたそうでございます。

食べさせるのが当たり前だと思っていた子供から、初めてお金をもらった時の親の心とはどういうものでございましょうか…。

矢張り…
嬉しいものだと思います。

父は直後に肺病となり、食事制限等により贅沢な物など口にすることもできず、長く病んで苦しみ抜いた末に他界してしまいました。

今日の空はヤケに青い…

来年も、ビール冷やして待ってるぞ。

きっとまた降りて来いよ、オヤジ!

by 桜川
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子供からお金もらうとか考えたことないけど、もらうことを想像したら私はなんだか嫌な気持ちになりました。。
親らしいことをしてないせいでしょうねー。
申し訳なくてとても受け取れない。
ま、心配しなくてもくれるような育て方してないから大丈夫だわ(笑)

No title

いいお話有難うございます。
来年も美味しいお酒が飲めるといいですね。

No title

めちゃくちゃ私好みの食事だー v-343

ヨダレでたし お腹鳴ったよ~v-411

全部ペロッと食べれそうv-363

No title

美味しいものを食べるのは心を豊にするのに必要らしいよ。
あたしにはそこまでの経済力無いから無理だけど。
人それぞれだけど、美味しいと感じる幸せだけは無くしたくないと思うよ。

No title

昭和初期の頑固なお父様の涙さぞかし嬉しかったのでしょうね(^_^)

やるねぇ桜ちゃん!(b^ー°)

また来年も美味しいv-275 を呑み交わせます様にm(_ _)m

No title

私も両親健在なうちに親孝行しなくちゃな(^-^)

自分自身の健康にも気遣わなくちゃいけない年頃になってきたし、

健康でいつまでもお父さんを思っていたいですね

No title

私も、初めての給料は、
両親に何かプレゼントをしましたが、
何をプレゼントしたか?忘れました v-356

確か、ウチの長男からは、寿司、
次男からは、焼き肉をいただきました

ウチのお盆は、お袋さんが 陰暦の7月に、
実家に来てくれましたので、v-411
父親と兄弟で、お迎えしました。

No title

いいお話。。目頭(TωT)ウルウルです。v-406

No title

自分が働いて(学生時代のバイトは別やよ)初めて手渡しで給料袋頂いた時のなんとも言えやん感情v-356 それまでに育て上げてくれた親に感謝の念がわいて当時付き合ってた旦那と両親にお財布を買いに行った覚えはある

娘が大学出て 初任給で旦那にキーケース私に誕生石のエメラルドのピアスを買って渡してくれた

みんな それぞれの初任給

けど、今みたいに明細だけのやなしに やっぱり袋で頂いきたいもんやなあ


その当時の10万はさぞや ご両親には使うのが勿体ないほどの価値があったことやろうねぇ

親父を泣かせるなんて、この孝行息子よ

No title

私の父も戦火に父親(私の祖父)を亡くし、家財を一切合切焼かれ
長男として、病弱の母親(私の祖母)四人の弟、妹を支え
人並みの生活ができるまでに頑張った人でした
私は貧乏と感じることなく今日を迎えられているのも父のおかげ
私もそろそろ恩返しをと思っているうちに叶わぬままとなりました
人間とは、後悔の中に生きる者なり

No title

初任給、父に渡すことは出来ませんでした。
ひろしの場合、社会人10日にして父が他界。

ひろしが稼げるようになったのを見送るが如く。


代わりに、
存命中の母には、これからもプレゼントしたいです。



桜川さんの日記拝見して、当時の怒涛の日々を思い出しました。

No title

間質性肺炎で在宅酸素を始めた親父。

頑固でひとクセあって変わり者。

そして、ボクはその全てのDNAを継承してしまいました。

まだ元気なうちに、親孝行しておきたい。

8年くらい前、初めて飛行機に乗せたことしか
できておりません。

No title

自分は高校生というまだまだスネをかじりたい時期に父親を亡くしているので、初任給渡したかったです。

朝から晩まで、さらには休みの日まで働きさらにはPTAの役員、地域の草野球の監督までこなしていました。

今自分が同じ年代になって改めて父親の凄さを感じています。

多分一生越えられない壁ですね。

No title

息子冥利につきますね〜v-218
 親孝行できてよかったですね。
 
 薄給の私は、初任給から父の好物であるお酒類を帰り道の酒屋で調達したもんです。給料日の慣わしでしたね〜。

No title

あんさん
今時の親はどうかわかりませんが、我々の親世代ではお金の価値観がまったく違っておりまして、厳しい社会情勢の中でも、子供を食べさせるために必死になって働いておりました。
そうした中で、子供からお金をもらえたという事実に驚いたのでしょうね。
うちの親もあんさんと同じ気持ちでしたよ。
そんな時、もらってみたら嬉しいと思いますよ。

No title

優月さん
生きていた時は中が悪かった我々でしたが、死んでからやたらと気の合う二人になりました(涙)

No title

かるみあさん
和食ですが、女性に合いそうなメニューですね。
私は量的に物足りなかったですから(笑)

No title

きぃちゃん
なにも金額の高いもの=美味しいものとは限りませんね。
私の場合、今でもオフクロが作る野菜カレーが世界一美味い料理だと思ってます。
けど、オヤジは苦労をしていながら高級料理を食べられなかったのでかわいそうだなと思うのですわ。

No title

マリンさん
昭和のオヤジは怖かったですからね~。
子供の頃のトラウマで、大人になってもオヤジが咳払いをしただけでビクンと震えましたから(汗)
絶対に子供に何だなんか見せない人でしたね。

No title

楓☆さん
まだ御両親がお若くてご健在なのは素敵な事です。
まだ自由に動けるうちはともかく、老いていよいよダメになる時こそ、恩返しの時だと心得ます。
悔いの無いように…。

No title

ハナの父さん
やはりプレゼントという形の方が思い出深くていいかもしれませんね。
私のように素っ気なく現金をポンと渡すなんて、今考えてみたらアホ丸出しですわ(汗)
食事に行っても良かったなぁ。。。
まぁ、もう後悔してもアカンですがね(汗)
お母様を迎えましたか…
そちらは7月なんですね~!

No title

飛鳥の皇子さん
どうもありがとうございます。
この時期はお盆と終戦と日航機墜落事故等が重なりまして、しんみりしてしまいますね。。。

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くまみんさん
バイトの時も嬉しかったですが、やはり正社員として働いて手にした給料は嬉しさが違いましたね。
くまみん姉さんは財布をプレゼントなされたのですね♪
他人さまからガマ口を開けさせて、お金をもらうということがどれ程大変な事かという現実を知った時、それまでの親の苦労が身に染みて解るというものです。
くまみん姉さんの娘さんも素敵ですね♪
やはり素晴らしい親には素晴らしい子供ができるわけで。
その点私なんか…(涙)

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Kiwihusbandさん
お父様は波乱万丈な人生を全うなされたのですね。
一番厳しい時代を頑張って生きて来られて、子供に不自由を一切させなかったご立派なお父様。
親孝行ができなかったという無念の思いは理解できます。
しかし、そう思ってあげることこそ、今となっては何よりの親孝行であると私は思います。

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ひろしさん
それはあまりにも悲しい思い出ですね。
初任給どころの騒ぎではなかったことでしょう。
そんなことを思い出させてしまってごめんなさい。
その分、お母様を大切にできますからね。

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カ~ルおじさん
在宅酸素は我が父も長年に亘ってしておりましたが、外出もままならず、本当に辛そうでした。
私は部屋に空気清浄機を設置したり、できるだけのことをやってきたつもりでしたが、カ~ルおじさんも悔いの無いように親孝行に務めてください。
私は父を飛行機どころか新幹線にすら乗せてあげることができませんでした(涙)

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yoziさん
そんなに早くお父様を亡くされていたのですね。
短すぎる人生でしたが、まさに太く短く充実しきっていたようにも感じられます。
父親を超える事がある種の恩返しということにもなりますので、これからも頑張ってチャレンジしてください。

No title

きなこ♪さん
ありがとうございます。
不良息子が唯一できた親孝行もどきでしょうか。
まさか泣いてくれたとは思いませんでしたが(涙)
お酒のプレゼントなんて素敵ですね♪
良い気分でほろ酔いを楽しまれたと思いますよ。

No title

毎年親孝行してる桜川さんは立派ですよ。
あたしは親に何もしてあげられてない。
それどころか心配ばかりかけてる。
情けない娘だよ。

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ウチの好物ばかりのつきむら御膳
嗚呼、至極のつきむら御膳、食べたいなぁ・・・。

お父上の涙で親孝行の大切がわかりました。
素敵なエピソードをありがとうございます!

No title

立派な供養ですね 気持が大事なんです 自分の故郷は遠いのでなかなか墓参りができませんが、毎日 少しでも供養する気持を持ち続けたいと思います 合掌

No title

きぃちゃん 
反省できる心があるだけいいじゃない。
本当にダメだったらそんなことすら書けないからね。

No title

ラヴ(・ε・)♪さん 
和食ですし、このメニューは女性向けだったかもしれませんね。
オレには少々物足りないスから(汗)

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わっしゃんさん 
関東と九州ではあまりにも遠すぎますね。
でも、その気持ちさえあればきっと心は届いております。
合掌。

No title

泣き虫桃花は 途中からポロポロ泣いてしまいました
涙で読みずらい
なのに、ひろしさんのコメントでまた泣いてしまいました
「お父さんて呼んでみたい」って 涙そうそうにありますが、桃花も呼びたいです 会いたいです

桜川さんとひろしさんと桃花のお父さんが、仲良しになっていてくれたら なんだかうれしいなぁ~ なんて 考えたり…

No title

綺麗な料理ですねぇv-353

…しかし
そういう親孝行はしたことがないなぁ

素敵な人ですね
桜川さんは^^

No title

お父様に桜さんの声と気持ちがしっかり届いていたことでしょう。
一緒にご馳走楽しまれていらしたかも!

No title

いま現在、ボクの親父が入院しております。

長くても あと1ヶ月といったところです。

ボクも特別贅沢させてあげることができませんでした。

親父が急変した今、貴日記を拝見させていただきました。

あらためて涙が出てきました。

No title

桃花さん
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
お優しい桃花さんですから、きっと心が通じて下さった事と思います。
いつもながらありがとうございます。
天国で有人の父親同士、はたして仲良くやってくれますかねぇ(笑)

No title

洋さん
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
和食は品があって本当に美味しいものですね。
親に現金を手渡した時は、テレもあってぶっきらぼうでした(汗)
まぁ、渡せてよかったです。

No title

Junさん
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
あの時、どうも横に誰かいるような気配を感じておりましたが、オヤジがちゃっかり座っていたのかもしれませんね(笑)

No title

カ~ルおじさん
大変な状況の時に、このようなコメントを入れていただき感謝します。
私もそうでしたが、どうか悔いの無いように、今こそ親孝行をする時だと心得て、お気を確かに頑張ってくださいね。

No title

長く病に苦しまれたというのは、本当に読んでいて辛い話です。
私の父も、最期は抗がん剤が一切効かず、嘔吐を繰り返して苦しんで死んでいきました。

でも、父は経済的に恵まれていて、いろいろ贅沢も出来た人生だった様です。
私が毎年母の日に母にご馳走する鉄板焼き屋は、一人安くても6000円はするという高級料理ですが、こんな店を私が知っていて母が喜んでくれるのも、元はと言えば父がお気に入りの店で、家族を連れて食べにきていたからです。

No title

トコトコさん
お父様は本当にお辛い苦しみの中、人生を全うされたのですね。
家族としては辛いお見送りになってしまったことだと思いますが、こればかりはどうすることもできませんね。
生き物は苦しまなくては死ぬこともできないのですから…。
しかし、お元気な頃に沢山美味しいモノを召されたようで、心の救いになりますね。
プロフィール

桜川 久慶

Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

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