東京スカイツリー ライトアップの軌跡 (その3)
【雑草(ポエム)ららばい 第617話】
東京スカイツリーのライトアップでもっとも目を惹くものと申しますれば、天望デッキ(地上350mの第1天望台)と、その上にある天望回廊という、2つの天望台の周りを回転する『時計光』の照明でございます。

この光は、まるで流れ星が尾を引くように、減光しながら夜空に美しくきらめいておりまして、『時計光』という名前が示すがごとく、2秒ごとに1回転する仕組みとなっております。
もちろんこれは本当に光がグルっと回転しているわけではなく、展望台に搭載されているLEDを順番に点滅、あるいは減光させることにより、あたかも回っているように見えているのでございます。

天望デッキと天望回廊では、LEDの数が違いますが、上下が連動するように巧く制御しております。
LEDは通電すると白熱電球とは比べ物にならないほど100%の明るさに到達するのが早く、僅かコンママイクロ秒でMAXまで到達します。
光が追尾するような表現は、まさにLEDだからこそ成し得た新技術でございます。

とは申せ、制御装置までの距離はそれぞれ異なりますので、単純にコントロールしても時間差というものができてしまいます。
そのため、我々は初めからそれを見越した上で制御装置も設計したのでございます。
照明器具は約1mの間隔で並べておりますが、点灯タイプ、点滅タイプを交互に並べており、単純にON/OFFしているのではなく、1台ずつを独立して制御、調光することによりまして、流星のような点滅を表現するに至りました。

パナソニックは総合電機メーカーでございます故、照明器具、制御装置の両方を独自の技術で開発することができましたので、不可能を可能にできたのでございます。
by 桜川
(その4へ続く…)
東京スカイツリーのライトアップでもっとも目を惹くものと申しますれば、天望デッキ(地上350mの第1天望台)と、その上にある天望回廊という、2つの天望台の周りを回転する『時計光』の照明でございます。

この光は、まるで流れ星が尾を引くように、減光しながら夜空に美しくきらめいておりまして、『時計光』という名前が示すがごとく、2秒ごとに1回転する仕組みとなっております。
もちろんこれは本当に光がグルっと回転しているわけではなく、展望台に搭載されているLEDを順番に点滅、あるいは減光させることにより、あたかも回っているように見えているのでございます。

天望デッキと天望回廊では、LEDの数が違いますが、上下が連動するように巧く制御しております。
LEDは通電すると白熱電球とは比べ物にならないほど100%の明るさに到達するのが早く、僅かコンママイクロ秒でMAXまで到達します。
光が追尾するような表現は、まさにLEDだからこそ成し得た新技術でございます。

とは申せ、制御装置までの距離はそれぞれ異なりますので、単純にコントロールしても時間差というものができてしまいます。
そのため、我々は初めからそれを見越した上で制御装置も設計したのでございます。
照明器具は約1mの間隔で並べておりますが、点灯タイプ、点滅タイプを交互に並べており、単純にON/OFFしているのではなく、1台ずつを独立して制御、調光することによりまして、流星のような点滅を表現するに至りました。

パナソニックは総合電機メーカーでございます故、照明器具、制御装置の両方を独自の技術で開発することができましたので、不可能を可能にできたのでございます。
by 桜川
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