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ガリレオの法則





【雑草ポエム 第3話】

日本人の 『島国根性』 とでもいうのでしょうか。

日本という国、そして国民の気質というものは、いつの時代も変わることはないようです。

新しい物に対する拒否反応・・・何かを新規に提案すれば即反対。
一般企業での、若手の発案等は勿論のこと、国会におきましても郵政民営化に対する猛反発。大相撲では金髪力士に対する猛反発。

曙の横綱昇進に対しましても、外国人であるがゆえの猛反発。

これらの全てに対し、反発する理由は決まっております。
たった一言、『前例がない』・・・コレだけです。

この日本人の体質が抜けない限り、この国に明るい未来など到底望めそうもありません。

思いますれば1976年、ピンクレディーというグループがデビューを果たし、『ペッパー警部』 という衝撃的な曲を皮切りに、一気にスターダムへ伸し上がったことは誰しもご存知のことでしょう。

しかし、その影には もの凄い功労者がいらしたことを把握している方が、いったいどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

『土居 甫』 さん、当時 まだ無名の振付師でした。
ペッパー警部の振付を依頼された土居氏は、独特の勘に物を言わせ、例の軽快な振付を考案し、ピンクレディーの2人に教え込みました。
ところが、事務所のお偉いさんの前で初披露したところ、いきなり猛反発を喰らってしまいます。

『何だその踊りは!、女がマタを広げて踊るなんて、品のない!』
『やっぱりあの振付師ではダメだな・・・』
『お前は彼女らに何か恨みでもあるのか、このバカ野郎!』
土居氏は コテンパンに罵られました。

しかし、土居氏は怯むことなく、並居るお偉いさん相手に噛み付いたのです!

『あなた方は考え方が古すぎるんだ。 きっと彼女らは成功する!』
振付師の土居氏は、猛反発する事務所の上役連を相手に、一歩も引くことなく 『ペッパー警部』 の振り付けを変更しないよう、強く強く求めました。

結果的には事務所側が折れる形となりまして、そのままの振付でデビューさせることになりましたが、土居氏は 『もうお前なんか二度と使わん!』 と、解雇処分を宣告されてしまったのです。

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『~♪あなたの言葉が注射のよぉに・・・♪~』
ピンクレディーがデビューを飾り、TV画面に登場した時、ほとんどの大人は顔を曇らせ、非難の声があちこちから沸きあがりました。
『それ見たことか!』 予想通りの反響に、事務所は早々と打開策に乗り出そうとしておりました。

ところが・・・
この 『ペッパー警部』、全国の小・中学生達が放っておきませんでした。

まるでニューバージョンのお遊戯でもするように 皆が振付を覚えて物真似をし、レコードも売れに売れて大ヒット曲になりました。

若い男性にも大ウケとなり、『みっともない』 はずだった振付は、いつしか 『セクシーダンス』 に変貌し、ピンクレディーは一気にスターダムへ駆け上がって行きました。

ちなみに、幼児番組の 『ひらけ、ポンキッキ』 から飛び出した名曲『およげ!たいやきくん』が大ブレイクし、レコード売上の日本新記録(現在でも1位)を打ち立てたのもこの時期でして、やはり小学生がターゲットとなりました。

引退して時が経った現在でも、ピンクレディーの2人はしみじみと話します。
『あの振付を最初にやったときは非難も浴びたし死ぬほど恥ずかしかった。でも、土居さんが振付師でなかったら、その後のピンクレディーはなかったでしょう』 …と。

『それでも地球は回っている』

そう… 
ガリレオの法則です。

新しいことに挑戦し、失敗をすることも多々ございましょう。
しかし、何でもかんでも反対・反対、新しい芽は踏みつぶされ、すべて古株の肥しにされてしまう現在の日本国。

石橋を叩きすぎて壊してしまう前に、一度だけでも渡ってみてはいかがでしょうか?

追記
ピンクレディー・・・ちなみに私はケイのファンでした。



 by 桜川



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雑草ポエム、書籍化することができました。

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