港のヨーコ (阿木耀子)

本日の雑草ポエム
タイトル
『港のヨーコ (阿木耀子)』
その昔、JR鶴見線の沿線沿いに、一人の物静かな女性が住んでおりました。
無口でおしとやか、さらに内気な性格・・・スラリとした控え目美人!
この目立たない女性が 全国区にその名を轟かせるようになりましたのは、夫の宇崎竜童さんと結婚後、ペアで作詞・作曲を手がけるようになってからでございます。
しかし・・・、全く目立つことのないこの女性が書き下ろす歌詞は、その人物像からは想像できないような 過激でパワーのある内容ばかり。
かの大ヒット曲 『港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ』 で 衝撃的な作詞家デビューを果たし、リーゼントをキメこんだヤクザレ集団が睨みを効かし『アンタ、あの娘のなんなのさ!』というキメ台詞を仕掛けたのも、物静かな阿木耀子さん。
山口百恵さんのイメージを一変させた話題曲 『プレイバック PART2』で、『馬鹿にしないでよぉ~!(じゃかじゃん)』 というフレーズを世に広めたのも阿木耀子さん。
そして、極めつけと申しますれば 『日本レコード大賞受賞曲』 となりました ジュディ・オングさんの『魅せられて』 では…
『♪ 好きな男の 腕の中でも 違う男の夢を見る・・・Uh-Ah-Uh-Ah 私の中でお眠りなさい Wind is blowing from the Aegean 女は恋~ ♪』 と、小悪魔な女性を見事に演出させたのも 阿木耀子さんなのでございます。
元来、小説作家や作詞家などというものは、時として自分の秘められた内面を文体として作品に仕上げることが多いそうでございます。
例えば、ものすごく美しい小説を書く作家でも、仕事の部屋は滅茶苦茶散らかし放題で、異臭がプンプンしているような家に住み、そうした環境でしかで美しい小説を書くことができないという人。
そして、阿木耀子さんのように内気で物静かな女性でありながら、過激で際どい内容の歌詞をバンバン排出できてしまうような人。
酒を飲むと別人になたりする人がおりますが、アレもその一種なのでしょうか? …そうかもしれませんね。
思えば1970年代は、阿木耀子さんの全盛期らしく、大ヒット曲だらけでございました。
上記以外では 『横須賀ストーリー』 や、キャンディーズのラストソング『微笑みがえし』、さらには山口百恵さんのラストソング『さよならの向こう側』 も やはり阿木耀子さんの作品でございました。
最近ではすっかり第一線から姿を消してしまいましたが、それでも地元神奈川(横浜)の宣伝ポスターには 今でもその美しい容姿があちらこちらに貼り出されております。
阿木耀子さんは、神奈川県人の誇りです!
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