建設現場の男たち


本日の雑草ポエム
タイトル
『 建設現場の男たち 』
TVに映らない裏側の、相撲部屋での本格的な稽古風景を見たことのある方ならご存知でしょうが、通常では信じられないような暴言や罵声が飛び交っております。
『何やってんだ、この野郎!・・・馬鹿野郎!・・・ク○ッタレ!・・・クタバリ野朗!・・・死にぞこない!・・・×××※@¥!・・・』
普段、静かな環境にいらっしゃる方では、とうてい聞くに堪えない放送禁止用語の数々・・・、これが稽古をしている時意外でも、日常生活の中で平然と使われているのですから、女っ気のない『男だけの世界』 と言うのも面白いものでございます。
勿論、これは大相撲の世界だけではございませんで、女性の目など気にすることもなく、自分の身体を極限まで痛めつける(疲れさせる)訓練や、そうした労働に携わっている男たちも同じことでございます。
特に建設現場で働く各種作業員の方々は、そうした意味では究極と言ってもいいでしょう。
『もっと力入れてハツる(砕く)んだ、この馬鹿野朗!』
『てめぇ、しまいにゃぶっ殺すぞ この野朗!』
全身に建設現場の粉塵を浴び、死ぬほどアスベストを吸いたくり、それでも手を休めることなく全身で作業を行う男たち。
最近では建設機械の充実により、人力で掘削作業をすることは少なくなってまいりましたが、まだまだ機械ではできない部分も多々ございまして、そうした場所はどうしても人力掘削(手堀り)に頼らざるを得ません。
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地面を掘るという作業は大変な重労働でございまして、白鵬の言上ではございませんが、それこそ『全身全霊』 の力を振り絞り、極限の疲労をもって施工するのです。
ですから、そうした現場でのやりとり(職人の)も、まさに相撲部屋と同じこと・・・『この馬鹿野朗!・・・死んじまえ、クタバリ野朗!』
しかし、こうした極限状態のなか、自らの全てを出し切っている連中というものは、休憩時や、就業後の楽しみ方も半端ではございません。
『がっはっは!』 『わっはっは!』 『いやっはっは!』 『ぎゃっはっは!』 『ざーけやがって、あーーーーはっはっは!』
ここには 『ニヒルな笑み』 など どこにもございません。
皆、『汗水流して』 一生懸命に働き、そして一生懸命に笑うのです。
私は本当に羨ましいと思う・・・
大きな物件などが完成し、公の場でテープカットをする偉そうな顔をした連中がおりますよね。
いつも思うことなのですが、いったいあの連中が現場で何をしてきたというのでしょうか?
私は この作業現場で 『本当の意味で骨を折ってきた』 作業員さんに・・・、いや せめてその職長さんくらい 一緒に並ばせてあげてもいいのではないだろうか・・・と、思わず唇をかみしめてしまいます。
by 桜川
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