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六本木ララバイ

【雑草ポエム 第481話】

本日、私は都庁(某課)の職員と現場打合せを行うため、久々に港区の六本木まで出向いて参りました。

業務上、通う機会の多い赤坂とは違いまして、この六本木という地には何故か個人的にも縁が無く、若い頃に買い物に来たのが最後であった…という記憶が残る程度でございます。

フォト

ヒルズが聳え建つ六本木の印象は、矢張りあの頃とは随分と変わってしまった感がございます。

しかしながら、この地を訪れた時に思わず口ずさんでしまった歌は、今も昔も変わることなく、内藤やす子さんの『六本木ララバイ』でございました。

♪ 東京の 夜明けに歌う 子守唄 ♪

『ララバイ』とは、子守唄の意味であるということには違いございません。
しかしながら、日本の子守唄に『ララバイ』という言葉の本来の意味が、すんなりと当て嵌まるのかと申しますれば、どうもそうではないようでございます。

『ララバイ』とは、西洋の子守唄のように、親が自分の子どもに歌って聞かせて寝かせつけるのにふさわしい、愛情あふれる歌詞であること…。

ところが、日本の代表的な子守唄はと申しますと…

『寝た子のかわいさ 起きて泣く子の ねんころろん 面憎さ』 (中国地方の子守歌)

『この子よう泣く 守りをばいじる 守りは一日 やせるやら』 (竹田の子守歌)

『はよ寝ろ 泣かんで オロロンバイ 鬼の池ん 久助どんの 連れんこらるばい (早く寝ないと、こわい人さらいが来るぞ) 』 (島原の子守歌)

『おどまいやいや 泣く子の守にゃ 泣くと言われて憎まれる (よく泣く子のお守りはいやだ、子守の仕方が悪いといって叱られる)』 (五木の子守歌)

↑この歌詞をじっくり読めばよく解るのですが、日本の伝統的な子守歌とは、ララバイ(愛情あふれる歌詞であること)とは発想が全く異なり、それは『子守り歌』ではなく、子守りをする子の『子守りの歌』。

要するに、貧しい農家の娘が奉公に出て、主人の家の赤ん坊をおんぶして寝かせる仕事を強いられている『子守りの娘』の心情を綴った物悲しい歌なのでございます。

『ララバイ』=『日本の子守唄』ではない…。

『こうした事実を承知して、子供に歌って聴かせている日本の親は少ないだろうな…』
そんなことを思いつつ、ライトアップされた桜の花の隙間から、聳え立つヒルズを見上げて写真をパチリ♪

フォト

昨今の計画停電は止む無き事なれど、照明器具の開発に携わる人間の一人といたしましては、この美しいライトアップが遮断されてしまった時は、矢張り悔しい思いをいたしました。

こんな時こそ、ララバイを。

東京の 夜明けに浮かぶ 子守唄…

by 桜川

【六本木ララバイ】(夜景が綺麗)

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桜川 久慶

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