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BLACK JACK 


【本日の雑草ポエム】

タイトル
 『 BLACK JACK 』

『医者』 あるいは 『病院』 というものの内面をモチーフといたしました物語で、代表的な作品の一つに『白い巨塔』 というドラマがございます。

初期作品の 『田宮次郎』 氏が演じる 『財前五郎』 は実に鋭く、素晴らしい才能に恵まれていながら、周囲の毒牙に侵されてしまい、自らの寿命をも縮めてしまうという悲劇的な主人公でございました。

全ては名誉・名声を得るために、大切な命をすり減らしてしまったのですが、そこに人間の弱さ、愚かさが随所に見受けられ、生命というものの本質的な尊さを あらためて思い知らされる気がいたします。

しかし、日本の医者をテーマにした作品で、財前五郎とは全く別人格の素晴らしい主人公がおりました。

それは1973年、手塚治虫さんの原作により 連載がスタートいたしましたヒューマン・ドキュメンタリー作品、『ブラック・ジャック』 でございます。

主人公の名は 『間 黒男(はざま くろお)』
昭和23年生まれ(推定) 血液型はO型です。

通称 『ブラック・ジャック』 と呼ばれるこの医者は、肩書きというものを一切嫌い、医師の資格(免許)を持つ事も無く、小高い崖の上でポツンと寂しく開業している異色の医師でございます。

『冷酷で金にがめつく、手術の天才』 これが彼に張られたレッテルでございます。

彼に治せない病気も怪我もございません・・・故に、治療(手術)で請求する金額は、一回につき平均3千万~1億円という、法外な金額を要求したりいたします。

『命に金額など無い・・・助かりたければ即金だ!』
命の瀬戸際に立たされた人間(家族)に対し、あまりにも冷酷で酷い言葉を浴びせかけるブラックジャック医師ですが、それほど命は尊い物だということを、作者は彼を通して訴えているのです。

天才、手塚治虫とは、先進国と発展途上国、支配者と被支配者、金持ちと貧者、健常者と障害者など、全ての憎悪と対立は『悪』 であるという信念を持ちつづけた人でございます。

この物語の根底には 『人間愛』 と 『生命の尊さ』 が流れているのです。

ある日、死にかけた母親を助けてほしいと、息子が泣いて訴えましたところ、ブラックジャック医師は『5千万円 即金で支払えるか?』 と問いました。

『足元をみやがって・・・、そんな大金払えるわけないだろう!』
と、息子が怒ると…

『私なら…母親が取引の対象となれば、例え100億の値が付いても安いもんだと思うがね…』

ブラックジャックは金など欲しくはなかった。
『なんとかするから助けてやってほしい…』 という、そうした息子の姿勢が見たかっただけなのです。

私の胸に、重い何かが突き刺さりました…。


 by 桜川








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