寺内貫太郎一家


【本日の雑草ポエム】
タイトル
『 寺内貫太郎一家 』
私の場合、昭和を語るホームドラマの巨匠『向田邦子』 ドラマシリーズの大傑作と申しますれば 『寺内貫太郎一家』 というコメディタッチのホームドラマを真っ先に思い浮かべてしまいます。
この作品は、作曲家の 『小林亜星』 さんが演じる石屋の頑固親父、寺内貫太郎を中心とする面々が 個性的な家族愛を醸し出し、笑いあり、涙ありの、いかにも昭和の人間臭い 実に日本的なドラマでございました。
主人公の頑固親父は、まさに昔の男親を代表するような堅物でありまして、喜怒哀楽はほとんど見せず、ただただ頑固で厳しい日本のオヤジそのものでございます。
今、もしこの手のオヤジが存在するといたしますれば、家族からは徹底的に嫌われて、さぞかし浮いた存在になってしまうことでしょう。
ところがこの貫太郎さん、内面的には少年のように澄み切った心の持ち主でございまして、どんなに威張っていようとも、どんなに権力を横行していようとも、常に家族一人ひとりに目を配り、優しく心で見守っているのでございます。
特に、戦争体験者ということで、食べることに関しては徹底しており、『絶対に家族にだけは ひもじい思いはさせないぞ!』という姿勢を崩さず、使用人の女の子に対しましても…
『おい、オレの目の前で食い物の遠慮だけはするんじゃねえぞ!』
また、娘を思う男親の心も、ドラマの随所で見せてくれておりました。
『娘は絶対に嫁にはやらん!!』
と、こう言い張っていた頑固親父も ついには許すことになりまして…
『貫太郎は死んでも泣かない男だ』 と 周囲から思われていたところで、最終回のワンシーン・・・。
娘役の梶芽衣子さんが三つ指付いて
『おとうさん、お世話になりました・・・』と、言葉を詰まらせると…
『ウワァーーーーーーッ』 っと、人目を憚ることもなく大号泣。
日本一のオヤジ像でございました。
私は当時、小学4年生だったと思いますが、
『う~ん、お嫁さんをもらうのって、結構大変なことなんだな~・・・』
と、ガキの分際ながら腕を組み、親権に考え込んでおりました。
何しろ好きな女の子が沢山いましたから…
今でしたら 『持ってけ ドロボー』 で済んじゃいますかね…。
ジュリィ~♪
by 桜川
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