しあわせになろうよ…

【本日の雑草ポエム】
タイトル
『 しあわせになろうよ… 』
『喜怒哀楽』 という言葉がございますが、平和ボケした現代の日本国で 頻繁に耳にする歌といえば『喜』 と 『楽』 という 実に能天気な歌ばかりが耳に飛び込んでまいります。
他国の歌と比較をしてみれば一目瞭然なのですが、我が日本国に流れる 『流行歌』におきまして、『怒』 と 『哀』 を表現する歌の なんと少ないことでしょうか。
特にパンチの効いた 『怒』 を吠える歌に出会うことは無くなってしまいましたし、実際問題、現代の日本国民には必要とされていないものなのかもしれません。
日本の国民が弱くてダメになってゆく…
人間、長渕剛さん…
現在、日本の数多く存在するアーティストの中で、この 『怒』 を表現できる数少ない歌人であり、『怒』を歌わせてミリオンに乗せられるという意味では、彼の右に出る者は存在しないのではないでしょうか。
天才的な感性は雑草魂そのものであり、まさにゼロから這い上がった精神が人間を理解し、裏切られ続け、叩きのめされた経験が『怒』 を理解し、そして 『哀』 を理解し、魂の歌が完成するのです。
九州男児の彼は、ライブハウス等での経験を生かし、意気揚々と上京を試みたのが18歳の時。
歌詞の通り、それこそ薄っぺらのボストンバッグを抱え、新幹線に乗り込んだまでは威勢がよかったそうですが、一眠りして目を覚まし、ふっと車窓の外を見渡しますと そこはもう有楽町の駅の前。
想像以上の人混みと、ギュウギュウ詰めの山手線を 生まれて初めて目の当たりにした時に、思わず身の毛が弥立つ思いがしたそうでございます。
私は関東人ですが、同じ地方人といたしまして その気持ち わかるような気がいたします。
【死にたいくらいに憧れた 東京の馬鹿野郎が…】
売れない頃は、きっとそんな心境だったに違いございません。
南こうせつさんの前座に起用されるという幸運を掴んだ時、前座の身でありながら 集まった『こうせつファン』 を 全て自分のギターに惹き付けさせようと必死になり、狂ったように歌っていたと申します。
しかし…
『怒』 と 『哀』 を長年歌い続け、数多くのミリオンヒットを飛ばした彼の歌ではございますが、だんだん現代の若き日本人には通用しなくなってまいりました。
怒る必要もなくなり、哀しむ必要もなくなってしまったのでしょうか…
この日本という国は。
激しく行われている衆議院の選挙戦も、タレント化した政治家達や、中身の無い見せ掛けだけの七光りアーティスト達に握手を求め、サインを求め、キャーキャーと記念写真を撮って大喜びしている平和な日本国民の皆様方・・・。
しあわせになろうよ…
本当の意味の しあわせになろうよ…
by 桜川
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