少年の目



【本日の雑草ポエム】
タイトル
『 少年の目 』
目は口ほどにものを言うと申します。
人の心は十人十色・・・それと同じく人の目も多種多様でございます。
大きい目、小さい目、優しい目、厳しい目、輝く目、よどんだ目、嬉しい目、悲しい目・・・etc。
キリスト教では、『目が汚れる(ている)』 というニュアンスを多く使いますが、これは世の中の如何わしい物を見てしまい、心が狂わ されるということを意味します。
目は心の窓口であり、心が狂えば目も狂う・・・
すなわち 『汚れた目』 ということになるのです。
赤ん坊を抱いてみて 『可愛いなぁ~・・・』 と、心から思えるのはなぜでしょうか。
それは澄みきった目を、汚れてしまった目で見るからでございます。
人生経験を長く積めば、目も心も汚れてしまうのは仕方のないことであり、決してそれ自体が悪いことではございません。
人の心とは不思議なもので、意識をせずとも目に表れるものでございます。
特に表に出やすいのが・・・
『企む目、狙う目、憎む目、怨む目、妬む目、羨む目、見下す目、そして何より隠す目・・・』。
切羽詰まれば詰まるほど、崖っぷちまで追い込まれるほど出てしまう…
気丈な態度をとり、冷静に受け答えしているつもりでも、目だけは役者でもごまかすことはできません。
顔はグシャグシャに笑っていても、目だけは絶対に笑っていない連中が、今の日本国には多すぎる。
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私は、自作のホームページを管理するようになりましてから、様々なWEB仲間と知り合うことができ、実際に数名の方々とはお逢いできるという幸運にも恵まれました。
そんな中で1人だけ、『何かを極めた』 目をしてる方がおりました。
その方は 実に澄みきった素晴らしい目の持ち主で、志したもののみを、余所見などせず、独りで冷静に見つめておりました。
もう立派な大人でありながら その目は少年・・・
そう、少年のまま澄みきっている 実に綺麗な目でございます。
私は思わず 『この人、羨ましいな・・・』 と。
さすがに本人を目の前にして告げることはできませんでしたが。
私も時たま自分の眼を、鏡でじっくり眺めることがございますが、やはり汚らしく、実に悪どい目になっております。
『嘘は言わない』 と、心に決めておきながら・・・
嘘をつき続けて生きていれば、それは目も心も汚れます。
しかし、汚い目にも利点は有ると思います。
それは、他人の汚れた心の目というものは、汚い心の目でしか見られない(読み取れない)ということも事実です。
ですから、私は他人の 『汚い目』 や 『腐った目』 を射抜くのは得意中の得意です。
悲しきかな、私自身が最も汚い人間なのですから・・・
by 桜川
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