のび太よ、強くなれ!

タイトル
『 のび太よ、強くなれ! 』
日本を代表するロングラン・アニメーションと申しますれば『サザエさん』 と 『ドラえもん』 の2作品が有名でございます。
私がドラえもんという漫画(本)に出会いましたのが、小学館の 『小学1年生』という本に連載がスタートしたのを見たのが最初でした。
机の横長引出しが未来トンネルの入口になっており、タイムマシンで過去と未来を自由に行ったり来たりできるなど、発想が実にユニーク、かつ現実的でありまして、子供達は皆机の横長引出しを開いては、足を乗せる真似をしていたものでございます。
ところでこの作品、主人公はタイトルの通り、ネコ型ロボットのドラえもんには違いないのですが、そもそもどうしてドラえもんは遠い未来から現代の世界へ来る事になったのでしょうか?
それは弱くて情けない 『のび太くん』 を教育し、立派な大人に成長させるために、未来の世界で不安を抱えるセワシくん(のび太の孫の孫)の命を受け、仕方なく派遣されて遣って来たのがドラえもん。
そのお陰で 弱虫毛虫ののび太くんは、何かにつけて 『ドラえも~ん…』と、事あるごとに泣きながら縋り付き、頼られたドラえもんが その時々の状況に合わせた解決策の必須アイテムを四次元ポケットから引き出して、難なくのび太くんを助けてしまいます。
この漫画が連載してから既に30年以上の歳月が経過しておりますが、毎度毎度の同じパターンでのび太くんは延々と助けられ続けて生活をしている…
つまり彼の場合、自分一人で問題を解決するようなことがまったく無く、全てをドラえもんの援助によりまして事なきを得ているのです。
しかし、今の日本の子供達は、皆この 『ドラえもん物語』 を毎回TVで見ておりまして、いったいどのようなことを学ぶのでございましょうか。
たかが漫画…されど漫画でございまして、人気アニメだけに その影響力は計り知れないと思います。
『困った時には誰かに頼ればいい』 という心を、幼いうちから根付かせてしまってはいけません。
ドラえもんとのび太くんの関係は、何だか現在の日米関係に似ているなと思ってしまうのは私だけでございましょうか。
のび太よ、強くなれ…
強くなってくれよ、ニッポン!
by 桜川
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