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吉野家 夢のフルコース



タイトル
 『 吉野家 夢のフルコース 』

私が学生時代、いつ何時でも腹ペコ状態で苦しんでおりました。

いくらでも食べられる年代…
そういう時期(年代)に限りまして、皆 金欠病に悩まされ、まとまったお金を持っていないものでした。

まぁ、何と申しましても昭和時代の貧乏学生でしたから、親から貰える少ない小遣いで日々を生活しなくてはならず、バイトで稼いだお金も、彼女とのデートなどで『あっ!』 という間に消え去ってしまいましたので、それはそれは辛くて苦しいな青春時代でございました。

そんなあの頃、我々貧乏学生の救世主でしたのが 『吉野家さん』!
もう 『さん』 付けして思わず呼んでしまっていたほど、もう連日拝んでおりました。

ただ、安くて美味しいのは嬉しかったのですが、胃袋をだらしなく広げていた年代ですから、いくら食べても満足できなかったのです。

沢山食べたくても余分なお金が無い…

いったいどうすれば我々若人の食欲を満足させることができるのだろうと、アホな友人連中とロクロク勉強もせずに、そんなことばかりを毎日一生懸命に考えておりましたが…




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様々な案が出たのですが、最終的に実行したのは私が提案したプランでございました。

『安い料金で腹いっぱい食べられる方法』
まず、牛丼の並を一杯と、ライスのみ(100円)を別丼にて注文する。

牛丼の具を、ライスのみの丼に移し変え、最初の一杯目は 汁の掛かった味付きライスからゆっくりとご飯を噛み締めながらいただきます。

そして、紅しょうがだげは いくら食べてもタダですので、口寂しくなったらそれを食べるという方法で、だいたい腹4分目くらいにしておいて、いよいよ『本当の』 牛丼を2杯目といたしまして食べるのです。

笑ってしまうようですが、コレ 結構効きましたよ。
一生懸命時給600円のバイトをしながら、いつも夢に見ていたことは、『吉野家さん 夢のフルコース』でございました。

夢のフルコースとは・・・『牛丼大盛り、味噌汁、お新香、玉子』 当時はコレが全てでしたね。

今のように 特盛りとか つゆだくとか、様々なバリエーションなど無かった時代でしたから、フルコースと申しましても かなり質素で安上がりだったのですね。

しかし、これがなかなか食べられなかったのです。
何しろ貧乏学生でしたから(涙)

『コレが食べられるまで頑張ろう!』
つまり、バイトの給料日まで頑張ろうと叫びながら、学友等と励まし合って頑張っておりましたね~。

お陰様で、飽食日本で生まれ育った私でも、ハングリー精神を学生時代に養うことができました。
大きな大きな財産であり、掛け替えの無い宝です!



 by 桜川



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