芋洗い…

係長のお話ではございません。
芋を洗うという姿…
このごろはあまり街中では見受けられなくなりましたが、それでも時々思わぬところで、昔懐かしいイモ洗いの風景にぶつかることがございます。
大きな木桶に大ぶりなイモを沢山入れて、その木桶の縁に上がりこんだ若者が、二本の丸太棒で 『よいショ よいショ』 とかき回します。
その力に押されて、イモは上から下へ 下から上へ、そして右に左にと移動して、大小とりどりの姿が 現れては消え、消えては現れてまいります。
上にあるものとても、いつまでも上にいるとは限りませんし、また 下のイモも、いつまでも下積みでいるとは限りません。
やがては上にあがってきますし、下にもおりてくるでしょう。
ん~、何だか人生の縮図みたいで…。
人の歩みには大なり小なり浮沈が付きまといますし、上がりっぱなしもなければ、下がりっぱなしということもないと思っております。
上がり下がりの繰り返しのうちに、人はイモのごとく 洗われ磨かれてゆくものではないでしょうか。
ですから、たまたま上にいたとしても、おごることは少しもないですし、逆に下にいたとしても悲観する必要などない。
要は、いつも素直に、謙虚に、そして朗らかに希望をもって歩むことでございます。
私も、おごりの気持ちや悲観の心が出てきたときには、イモ洗いの姿を思い出すのも、また何かの役にたつかもしれません。
ん~…
理屈では解っているつもりなのですがねぇ…
by 桜川
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