姓名判断…

私は 『占い』 というものを、基本的に信じておりません。
なぜなら、手相・人相・姓名判断・星占いからトランプ占いまで、何をやってみても 『吉』 と出たためしがないからでございます。
だいいち、そんなことで人生を左右されたといたしますれば、たまった物ではございませんし、結構幸せに生きておりますから…。
その昔、私が紙相撲というものを独自で楽しんでいた時分、中学の先生で 『姓名判断』 に詳しい、国語の教師がおりました。
その先生いわく、『名前の字画数を調べるだけで、その者の運気がはっきりわかる』 と、自信満々に言うのです。
そこで、私が仕掛けて見ました。
『先生、そんなら 紙相撲の力士名(四股名)でも、強いか弱いか判断できるのかよ?』 と、生意気に質問を試みますと、何と 『その通りだ』 と豪語するではないですか。
『うそつけ…!』
教室内が大爆笑の渦と化し、クラス全員が先生を侮辱する言葉が飛び交いました。
『よ~し…』 とばかりに、私は強い力士を5名、そして弱い力士も5名選んで、黒板に名を連ねてみることにいたしました。
すると…
先生は 『う~ん』 と四股名を一睨みするやいなや…
『コレは良い名だ…、うん コレも良い』 と、私しか知るはずのない 『横綱級』 の力士5名を、いとも簡単に全て的中させてしまったのです。
それは100発100中でございました。
私は唖然・呆然…
血の気が引くとは、まさにこのような心境を言うのでしょう。
そう言えば、思い当たる節が1つございます。
私が作製した紙力士の中で、唯一の失敗作がございまして、ハサミの入れ方を間違えてしまい、身体全体が細くて小さな紙力士を作ってしまった時のことでした。
『こんな痩せコケた力士なんて…、いいや、千代の富士とでも名付けておこう!』
あの当時、大相撲の千代の富士と申しますれば、脱臼ばかりしていて ひ弱かった上、どうしても太ることができずに悩んでいた時でございました。
だからこそ、私は細い紙力士にその名を付けたのですが…
何と、その紙力士は次第に強くなり、最終的には横綱にまで駆け上がってしまったのでございます。
実在する千代の富士が筋力トレーニングで怪我を克服し、大ブレイクする2年前の出来事でございました。
きっと何かあるぜよ…
by 桜川
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