ママゴト

最近、『ママゴト遊び』 をしている子供はいるのでしょうか?
私が子供の頃といえば、女の子の(遊びの)定番であったことは言うまでもございませんで、男女混合で遊んでおりますと 『男の子遊び』 と 『女の子遊び』 という方式に別れまして、どうしても付き合わざるを得ない状況になってしまうのです。
今では考えにくいことかもしれませんが、女の子でも相撲やサッカーを男の子と混じって遊んでおりましたし、逆に女の子の遊びも男の子が付き合わされていたりして…。
ママゴト遊びでは、だいたい使い古してヒビの入った食器やお鍋を持ち寄るか、学研の付録で付いてきたビーカーなどをコップにするなど、なんでも自分たちで考えて準備しておりました。
役割分担もしっかりしており、だいたい年高の女の子がママ役になり、全ての主導権を握ります。
そして好みの男の子か、やはりリーダー格の男の子をパパ役とし、あとは年の順に子供たちというセッティングがお決まりのパターンでございました。
遊ぶ場所は勿論お外!
茶碗に盛られるご飯は 砂利か砂が一般的で、味噌汁は決まって泥水でしたね。(良い色なんです)
気の利く子なら、味噌汁の具として『青物をとりなさ~い』などと生意気なことを言いながら、緑のハッパを千切って入れてくれますし、ガス台と称した木製の『ミカン箱』の上で料理をしながら鼻歌を歌う仕草など、全ての面を『母親』を意識して真似ているのですね。
私は嫌々ながらのパパ役が多かったのですが、子供心にも 『夫婦ってこんな感じなのかなぁ…』 と思っていたりもしましたね。
あの頃は、心のどこかで両親を尊敬しておりました。
お母さんのように・・・、おとうさんのように・・・と。
しかし、今の子供たちはどうでしょう。
綺麗で立派な 『ママゴトセット』 が売られておりますが、お家の中で完成された物を並べて遊んでいるにすぎません。
それに、自分を『お母さん』と思って遊んでいるのでしょうか。
友達 を『お父さん』 や 『子供たち』 という認識で遊んでいるのでしょうか。
いったい今の子供たちが、どのようなルールに基づいて 『ママゴト』 をしているのか大変興味がございます。
もしかしたら、最近特に頻発しております 『子供たちの歪んだ心』 という物・・・、その根本的原因が隠されているような気がしてなりません。
by 桜川
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