シャコタン(on the machine)


『シャコタン』 という呼び名を漢字に直しますと 『車高短(足)』…すなわち、車高が低く足の短い不恰好な改造車ということになります。
しかし、これは単なる当て字に過ぎず、実際には 『車高ダウン』 という言葉がナマッて付いた呼び名だと申します。
違法改造車は現在でも存在しますが、最近はめっきり聞くことがなくなってしまいました 『シャコタン』 という呼び名。
1970年代から80年代に青春期だった熱い連中には、もうたまらないものがあるでしょう。
225クラスの太いタイヤを強引に捻じ込み、ケンメリなど車種によっては収まらないため、後輪をハの字に曲げてスリックタイヤを唸らせるという、いわゆる 『ハの字のシャコタン』 という滑稽なスタイルもございました。
車高を低くするために、4輪のショックを全て強化サス(サスペンション)に交換し、それを惜しげもなく2山残りで切断いたしますと、ものの見事に車高ダウンし、on the machine(シャコタン)の出来上がりです。
ガッコーンと落っこちた車体の底板は地上2cmすれすれですので、ほんの僅かな段差や石ころなどにも擦れてしまい、物凄い音が火花と共に発生します。
特に鉄道の踏切横断などでは大騒ぎ…
段差の激しいレールの上を擦らせないように通過するため、やむなく右に左にハンドルクネクネ…
『ダコって(蛇行運転)んじゃねぇよ!』
それがまたカッコいいところでもあったのですが…
私のオンザマシン 第1号機は日産シルビア(シャコタンではない)
学生時代、時給600円のアルバイトにより得たお金で 少しずつ愛車のパーツを揃え、だんだんオリジナルに仕上がってゆく様を見ているのが楽しくて楽しくて…。
暴走行為など、警察にご厄介になるようなことは一切しませんでしたが、マフラーの重低音にだけには拘りがございまして、溶接でガッチガチに焼き付けたストレートマフラーを安値で購入し、寝る間を惜しんで取り付けた時の胸のトキメキといったら… ん~ 青春!!
エンジンキーを回し、まずアイドリングの響きに感動。
そしてアクセルを一発ふかした時のサウンド(重低音)たるや…嗚呼
『ブボォワォォオォォーーーーン!!!!』
思わず背中に電気が走りました。
ハコスカ ケンメリ ジャパン サバンナ シルビア セリカ クレスタ
みんなぶっ潰し甲斐のある車でした。
愛車は金食い虫でもありましたので、連日金欠病に悩まされておりましたが、本当に幸せだった青春時代のワンページ。
な~つかしいな…
by 桜川
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