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雑草ポエム第500話達成記念 【沈まぬ太陽(其の参)】

【雑草ポエム 第499話】沈まぬ太陽 (其の参)

(前回 第498話の続き…)

私は、昇魂之碑に手を併せ…
ここに来るまでかかった歳月の長さを悔みました。

↓碑の上方に、遺品の埋設場所があるとのこと…

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↓10mほど昇った地点に、それはありました。

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↓山中で拾い集められた数々の遺品が、この中に埋設されております。

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↓鎮魂の鐘の横には…

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↓犠牲となり、この山に散った面々の祈りが届きますように。

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↓『碑』は、激突地点に設けられておりました。

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↓これは、御巣鷹茜観音と申します。

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遺体が見つかった墜落地点から、すげの沢の方向を見下ろすように立っております。

右の慰霊碑には、亡くなられた520名の名前が丁寧に刻まれており、事故当時、人命救助や事故の後始末に奔走なされた方々の『鎮魂の願い』を強く感じてしまいました。

隣接した場所に小屋があり…
↓遺族が持参した写真や手紙等、故人を偲ぶ数々の物品が所狭しと飾られてありました。

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↓幼い命も、若い命も、美しい命も…

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↓折り鶴の中に、阪神タイガースの応援バットまで…

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そして…

犠牲者が機内の中で認めた、数通の遺書が発見されました。
大炎上するこの場において、我が身を焦がしても守り抜いた…魂の遺書でございます。

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↓52歳(男性)

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マリコ
津慶
知代子
どうか仲良く がんばって
ママをたすけて下さい
パパは本当に残念だ
きっと助かるまい
原因は分らない
今五分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様 たすけて下さい
きのうみんなと 食事をしたのは
最后とは
何か機内で 爆発したような形で
煙が出て 降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりた(の)んだぞ
ママ こんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達の事をよろしくたのむ
今六時半だ
飛行機は まわりながら
急速に降下中だ
本当に今迄は 幸せな人生だった
と感謝している

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↓40歳(男性)

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まち子
子供よろしく
大阪みのお 谷口○勝
6 30

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↓29歳(男性)

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PM6・・・30
知子 哲也(両親を)をたのむ 圭市
突然 ドカンといってマスクがおりた
ドカンといて降下はじめる
しっかり生きろ
哲也 立派になれ

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↓43歳(男性)

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機体が大きく左右にゆれている
18・30 急に降下中
水平ヒコーしている
日本航空18・00大阪行事故
死ぬかもしれない 村上○平
みんな元気でくらして下さい。
さようなら 須美子 みき 恭子 賢太郎
18・45 機体は水平で安定して
酸素が少ない気分が悪るい
機内よりがんばろうの声がする
機体がどうなったかのかわからない
18・46 着陸が心配だ
スチュワーデスは冷せいだ

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↓26歳(女性)

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恐い
恐い
恐い
助けて
気もちが悪い
死にたくない
まり子

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↓私は今一度、U字溝を見つめ直し…

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↓520名の犠牲者に手を併せ、しばしその場で黙とうしました。

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墜落地点から真逆の北側にかけまして、散らばる様に多くの遺体が発見されました。

↓遺体発見現場を示す案内板が各所にあり、すべて座席番号で記されてあります。

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↓夥しい数の墓標が立てられており、私はその一つ一つに頭を下げて歩きました。

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途中、Kくんの墓標に気が付きました。
私と同じく、電車の模型が好きだった9歳の男の子…
↓『辛かったね…』と手を併せ、母親の手記を思いだして涙が出ました。

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【Kくんの母親の手記】
『 健ちゃん、ごめんね、健ちゃんの一生で一番、恐しい時に、ママがそばにいなくて、どんなに恐しかったことか、健ちゃんは、きっとママ!ママ!と、叫んだことでしょう、そんな時に独りにしてごめんね。
 夏の高校野球で、憧れのPL学園を応援したいからって、伊丹の叔父さんに頼んで“チビッコVIP”で、はじめて飛行機に乗ったのね。あの日、羽田空港で、健ちゃんをスチュワーデスの方に托し「じゃあ、行ってらっしゃい」と云った時、何かはにかむようにママを見上げた眼ざしは、今も瞼にやきついて、忘れられません。
 (中略)
 健ちゃんは、九年間という約束で、パパとママのところへ来たんだね。そしてママにいろいろなことを教えて、残してくれたね。どうも、ありがとう。ママは、健ちゃんとの楽しかった思い出をしっかり胸にしまって、いつまでも大きくならない健を、一生抱いていきます。
 来年の五月になったら、健ちゃんの好きな大きな鯉のぼりを持って山に参ります。もう怖くなんかないよ、ね。』

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さらに…
Kくんの墓標のすこし上には…
↓歌手の坂本 九さんの墓標が立てられておりました。

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↓奥様と娘さんとのCDが、九ちゃん地蔵の横で微笑みを浮かべておりました。

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御巣鷹の尾根に、照明設備は一切ございません。

故に…
夜は静かに、月と星の優しい光だけが降り注ぎ、素敵な夜のステージが完成することでございましょう。

見上げて ごらん…  夜の星を…

九ちゃん、きっと笑顔で歌ってるさ。

by 桜川

【沈まぬ太陽 其の四(最終回)へつづく…】(全4話)

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