談合

いつの時代も問題視されております 『談合』 という名の駆引きゲーム。
『談合は立派な犯罪だ!』 と決め付けている人は多いはずです。
しかし、『指定業者』 というものを揃えた上で、人間が設計した物を人間が発注し、それを人間が請負って人間に施工させている以上、『談合』 というものは絶対に無くなることはないでしょう。
公共工事に充てられる費用、イコール国民の税金であるということは紛れもない事実ですが、発注元のお役人様方とて業者間の談合を承知の上で涼しい顔をしております。
電子化などにより、工事受注が大変厳しくなった現在、赤字を覚悟で札を入れてくる建設業者が後を絶たず、低入札の問題化が具体化してきている昨今…。
談合がなければ、工事の受注金額は原価を割込み、設計推定金額の実に半値以下にまで落ちることは必至。
いっそのこと 『失格』 にしてしまえば良いのですが、何も考えないバカな連中は最低金額の札を取上げるばかりなり。
その残った金額で、『別の物件も新設できる!』 ということが社会論調の流れでございますし、確かにそうなのかもしれません。
しかし…無理です。
無理といったら 断固として無理な話でございます!
無理な激安金額を押し付けられ、下請、孫請、etcと 無理が無理を呼ぶ結果となり、最終的に出来上がった建築物そのものが 『無理』 の塊りと化してしまうのは周知のごとし。
無理の塊り・・・イコール違法建築物!
一時期、姉歯1級建築士ばかりが叩かれていたことがございましたが、あれも所詮は氷山の一角に過ぎず、未だに違法設計をしている建築士は数多く存在いたします。
安かろう…悪かろう
これは理の当然でございます。
決して 『談合』 を正当化するわけではございませんが、現実を何も知らないカラッポなコメンテーターが、TV討論などで 『談合問題』 についてノーテンキに語る姿は何としても腹立たしい!
叩かれ続ける建設業界は悲鳴を上げ、今直 『崩壊寸前』 にあるということを、もう少し理解した上で語っていただきたいと願います。
by 桜川
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