ボーナスが立つ?


いよいよ冬のボーナスシーズンがやってまいりましたが、この時ばかりはサラリーマン冥利に尽きると申しても過言ではございません。
が…
この平成大不況の冷たい嵐が吹き荒れております日本列島に君臨する人間達にとりまして、喜んでばかりもいられないのが現実でございます。
『貰えて当然』 と考えられておりました冬のボーナスですが、今では 『貰えるだけでもありがたい…』 という解釈に変わってしまったという現実を、時の内閣総理大臣がどれだけ理解してくださっているのでしょうか。
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思い起こしますれば数年前…
私は部下の要望に応える形といたしまして、少々変わった試みをしてみることにいたしました。
それは何と、現金で各自に支給するということでした。
今では給料でも金融機関への振込方式が一般的となってしまいましたが、一昔前まではどこの企業でも給料袋に明細書と共に現金を入れ、一人一人に配られていたものでございます。
我が部署のみでアンケートを実施してみました所、一度 現金で手渡され、その場で一枚一枚数えてみたいという願望を持っている部下達が意外に多いことが判りましたので、上層部の了解を得まして、その冬は現金でのボーナス支給ということになったのです。
ただし、女性従業員は帰り道に危険が伴いますので、通常通りの振込支払いで我慢してもらったのですが、なぜか全員に憎まれてしまいました。
昔の漫画ではないですが 『ぶ厚いボーナス(袋)は机の上に立つらしい』 という話を、まともに信じている若い衆がおりまして、一生懸命立てさせようと悪戦苦闘をしている姿には笑えます。
あんなもの、立つわけがないでしょう。
100万円の束ですら立ちませんもの。
ましてや連中の格安ボーナスではとうてい無理無理・・・。
しかし、若い衆は 『もらった気がして嬉しいッス!』 と大喜び。
やはり時代は変われども、キャッシュ払いというものは心が弾むようでございます。
あの時に配り役となりました私も、やはり内心は嬉しかった…。
by 桜川
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