翼をください

私がまだ小・中学生の時代、音楽の教科書に載っていた数々の名曲の中で、いわゆる 『唱歌』 というものではない、プロの芸能アーティスト達が作り上げ、自らが奏でておりました秀作というものが数々ございました。
翼をください♪ 戦争を知らない子供たち♪ 風♪ なごり雪♪ 等々。
こうした名曲を単に 『授業の一環』 といたしまして歌っていた頃には気が付きませんでしたが、後にアーティスト達が年齢を重ね、深みを増した歌声で熱唱している姿を見つめ直し、静かに耳を澄ませて聴いておりますと、日本の歌の素晴らしさを痛感することができます。
日本人が日本人として日本の言葉で真心を伝えようとする歌に、他国の語句は要りません。
日本人であることを恥じ、日本人が作った歌を軽蔑し、日本の文化そのものを敬遠しようとする好奇心旺盛の若者たち…。
その気持ちも解らないわけではございません。
しかし、日本の歌謡界に乱立する昨今のアーティストたち、そのネーミングから曲のタイトルまで、日本語を用いているのは極々僅か。
アルファベットで綴ればなんでもカッコいい…
本気でそう信じている連中があまりに多いということに情けなくなってしまいます。
アメリカでも、ロンドンでも、自国の語句や文化を貶す様なアーティストなどおりません。
個性を主張したいのであれば、今こそ日本の言葉を使うべきかと思うのですが…。
これからの時代、音楽の教科書に載せられるような新曲が、はたして出てくるのでございましょうか。
翼をください…
今私の願い事が叶うならば…
そうだなぁ…
by 桜川
◎本サイト『雑草ポエム』はこちらから↓(トップページ)
http://
◎ ここでいただきましたコメントは、『雑草ポエム掲示板』へ転記させていただきます。
『雑草ポエム掲示板』↓
http://
(個人専用アイコンをお作りいたします)
スポンサーサイト