アンチ・巨人


先日、知人からこんなエピソードを聞きました。
元巨人軍の駒田選手と握手をする機会に恵まれた時の事…
『巨人ファンです!』
『ほぉ~…、今時珍しいですねぇ~』
駒田選手に切り返されたと笑っておりましたが、これが現実なのかと少々複雑な思いがいたしました。
個人的なプロ球団の好き嫌いは十人十色であってしかるべき、理の当然でございます。
特に贔屓のチームを応援するあまり、対戦チームを悪く思ってしまう事も、ある意味仕方のないことだと思っております。
12球団存在する日本プロ野球機構におきまして、唯一 対戦相手でもないのに勝敗を意識され、勝っても負けても憎まれるチーム…
その名も高き 『読売ジャイアンツ』 であり、ブーイングを浴びせ掛けるのは対戦相手チームのファンのみならず、『アンチ・ジャイアンツ』 という、不特定多数の否定派軍団でございます。
確かに…
昨今の情勢を思いますれば 『巨人ブランド』 をアンチ軍団が憎む気持ちも理解できないわけではございません。
それがために 『巨人ファンである』 ということを隠しながらプロ野球を楽しんでいるという、いわゆる 『隠れG党』 や、カッコつけて 『G党ではなくなった』 とほざいている、アホな 『G党もどき』 まで出没する始末。
『昔は巨人が連敗すればニュースになったが、今では新聞にも取り上げられない・・・ざまあみろ!』
私は巨人ファンだということを自らのHP等で公表しておりますが、それがために上記の内容を綴ったアンチGからのメールや書き込みが、連日頻繁に送信されることもしばしば…。
そういう行為を平気でできる顔の見せられない 『アンチG』 とは、いったいどのような人間なのでございましょうか。
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『巨人の選手は金銭的にも優遇され、甘やかされている…』
アンチの人達は、必ずこのセリフを口にいたします。
確かにそうなのかも知れません。
昔、日本ハムに在籍していた河野投手(ゲンちゃん)が、トレードされて巨人軍の一員となった時、一番驚いたことがYGマークに対する注目度の高さ!
『いやぁ…、僕は10年間日本ハムに在籍してましたけど、この10年間で求められたサイン色紙の総数より、巨人に移籍してから この半月で求められたサイン色紙の数が多いのですよ…』
息もつけないほど連日全国から注目されてしまうYGマーク。
関東地区では地上波でTV中継されるのは巨人戦が主体であり、先日、身体障害者の施設(養護学校)を訪問した時にでも、手足の不自由な子供達がTVの前で座り込み、「きょじん がんばれぇ・・・ よしのぶ がんばれぇ・・・」と、よだれを垂らしながら無邪気に応援しているのです。
生まれて直ぐ巨人ファンになったわけではなく、巨人しかTV中継されないものですから、いやおうなしに巨人ファンへと繋がってゆく…。
そうした日本の(当時の)風潮が 『1球団別格視』 というものの根本的な原因でございましょう。
なにもチームや選手、そして巨人ファンまでもがアンチに悪く思われる筋合いはないのです。
身障者達の 『そんな姿』 を黙って見ておりますと、この日本国におきまして 『巨人』 というチームは常に夢と希望を与えるチームであり、勝ち続けなくてはいけないのだなと、心の底から悟りました。
地方へ行けば、そのチームが所属している地域のファンが、当然周りに沢山いることでしょう。
しかし、やはり全国規模となりますと、地上波TVで放送している(視聴率を稼げる)のは巨人戦だけだと思います。
『巨人が負けさえすれば満足だ!』
『巨人の最下位を強く望む!』
こうしたことを公然と書き込んでくる輩もおりますが、真のプロ野球ファンだとは考え難く、逆に哀れにすら思います。
良くも悪くも全国の野球ファンから勝敗を注目される巨人軍。
闘魂込めて、私はいつまでも応援し続けます。
by 桜川
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