みにくいアヒルの子


いつもみんなのつまはじき・・・
みにくいアヒルの子には・・・
大空はばたく白い鳥見て・・・
いつか自分も 飛べることなんて 叶わぬ夢だと思っていた・・・
『みにくいアヒルの子』 とは、秀作ぞろいのアンデルセン童話の中におきまして、個人的に最も好きなストーリー展開であり、現在でも我が人生の教訓とさせていただいている貴重なお話でございます。
要は 『一発逆転』 というスリリングな人生を夢見ていたいとういうことなのですが、これがなかなか難しく、容易なことではございません。
現在、角界の第一人者にまで成長した横綱白鵬もその一人…
来日当初は身体も小さく痩せており、プロスカウトの目線からいたしますれば、他のモンゴル候補者との比較でも、最もカス扱いされた若者でございました。
白鵬の血筋を分析すれば、将来的に伸びる要素は多分に含まれていたことは確かですが、『お前は帰れ!』と言われたことが悔しくて、泣いて入門志願をしたということは有名な話でございます。
以降、白鵬は連日厳しい猛稽古を黙々とこなし、叶わぬ夢を追い求めて 稽古 稽古 また稽古…
時折、夜空を見上げて祖国や両親を思い出し、異国で受ける厳しい稽古に耐えかねて、一人さみしく泣いていたと申します…。
しかし…
いつしか身体は190cmを超える大男となり、四股で鍛えた下半身の筋肉は膨れ上がり、怪我で多少の遠回りはしたものの、2場所連続優勝という非の打ち所の無い成績で、第69代横綱に推挙された白鵬翔は、大きな白鳥の白い羽を広げる代わりに 純白の横綱を腰に締め付け 堂々と両腕を広げる 『不知火型』 の土俵入りを披露する。
その姿…
まさに 『みにくいアヒルの子』 ストーリーそのものであり、雲一つない天空目掛けて両腕(大羽)を広げ、力強くせり上がる白鵬は 美しい白鳥と化して飛び立とうとしております。
ん~ 白鳥(鵬)が翔んでいる…
by 桜川
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