矢吹 丈 (NEVER FORGET)

時は流れ、世の中の全てが変れども、全く変らないのが拳闘界の格言でございます。
拳闘(ボクシング)とは…
『飢えきった若い野獣でなければ、四角いジャングル(リング)で成功することはできない』
『勝たなければ、相手を倒さなければ明日のメシにありつけない』
『追い詰められなければ、四角いジャングル(リング)の弱肉強食にたえられない』
この格言は、大相撲の世界でも当て嵌まることでございます。
今現在、このような格言を素直に理解し、死ぬ気で歯を食いしばり、てっぽう柱に頭から突撃している日本人はいるのでしょうか?
裸一貫、右も左も分らないまま異国の地へ足を踏み入れ、まったく異なった生活習慣を強いられながらも、『逃げ場所のない覚悟を夢に変えて…』 それこそ死ぬ気で精進している外国人力士たち。
生まれた時から冷暖房完備、食べられる事が当たり前で育った現在のジャパニーズ・ヤングマン。
プロの世界である以上、強くならなければ意味が無い。
強くなるためには、どんなに辛い稽古であっても逃げてしまってはいけません。
殺されるような恐ろしい稽古…
そう、もう自身の限界だと悟り、倒れそうになった時から始める稽古こそ身に成るというものです。
『いじめではなく、正当な稽古なのだ!』 と言い張っている、元時津風親方の言い分も まんざら解らない訳ではございません。
それだけ厳しくされなければ、今の日本の力士は育たないのです。
厳しくされてありがたい…
そう思える時こそ、真のプロになれるときだと思います。
死力を尽くす・・・
そんな言葉は時代遅れだと、今の連中に笑われてしまうかもしれません。
燃えて燃えて燃えて、真っ白な灰になるまで燃え尽きて・・・
闘将 『矢吹 丈』 はリングサイドの椅子に腰を掛け、静かに眠りにつきました・・・
死んだという表現は出さず・・・
おそらく 死んだであろう・・・と読者に思わせた作者に拍手!
by 桜川
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