母を背負いて・・・

人間のみならず、この世に生を受ける生き物であるならば 『母親』 とは実に大きな存在であり、母親の心一つで その子の人生(運命までも)が決まってしまう程、母親とは大変重要で大切な宝物であるはずでございます。
歳をとり、どんなに腰が曲がって縮んでしまおうとも、その偉大な存在感だけは変わることなどございません。
子供を守るために、本気で命を投げ出してくれるのは世界中でただ一人 『母親』 しかおりません。
男を気取り、どんなに強がって見せたといたしましても、窮地に追い込まれた時、真っ先に縋りつきたいと思うのは母親の大きな懐。
これは大人になった現在でも変わることの無い、それが正直な気持ちでございます。
ある日のこと…
膝を痛めている母親は、玄関框の僅かな段差が気になるらしく、腰を下ろして這う様に右往左往。
見かねた私が腰に手を回し、『どれっ…』 とばかりに母親を抱き上げた時のこと…
(軽い…)
私には信じられませんでした。
あの大きな人が…
いや、大きかったはずの人が、こんなにも軽く感じるようになってしまったとは…。
私は寂しく、そして悲しくなりました。
たはむれに 母を背負いて そのあまり
軽きに泣きて 三歩あゆまず
私は今になり、この詩を読んだ石川啄木の胸の内が心底理解できる思いでございます。
そういえば
毎年欠かさず1月2日になると折ってくれた 初夢の折船…
今年は折ってくれなかったな…
by 桜川
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