柔(YAWARA)道
【雑草ポエム 第506話】
勝つと思うな 思えば 負けよ…
これは、伝説の古賀メロディー『柔』の中におきまして、最も有名なワンフレーズでございます。
このフレーズの意味とは…
何事も、勝とうと思えば気負ってしまう。
気負うから負ける…という、勝負の機微をついたものでございます。
思い起こしますれば私自身、学生時代の部活動におきまして、約10年間『柔の道』に勤しんだ身であり、神宿る畳の上から数多く学ぶものがございました。

しかしながら、私は最後までこのワンフレーズの意味を理解するに至らず、3段位を取得したにも関わらず、柔道家といたしましては『失格』の烙印を押されたに等しく、社会人となりましてからは、柔道着に袖を通すことはほとんどございませんでした。
私は、明らかに『柔の道』に反した柔道をしていたのでございます。
柔道選手としては軽量の身であるが故に、勝気な性格が柔道に出てしまい、かの『朝青龍』のごとく相手を威嚇し、勝つためには手段を選ばず、審判のジャッジに不満を隠さず、全ての試合に勝たなければ気が済まず、負けた時は畳を両手で叩いて悔しがったりもいたしました。
『柔道はケンガではない!』
いくど怒られたことでございましょうか。
『勝つと思うな…』
自分には、コレをどうしても理解することができませんでした。
『勝とうと思わなくて、どうして勝負に勝てるものか!』
この考え方が、私の誤りでございました。
【勝たんと打つべからず 負けじと打つべきなり】
要するに、勝つためにする稽古よりも、負けないためにする稽古の方が身に付きやすい…
勝たねばならん…と思う心理状態よりも、負けられない…と思う心理状態の方が、実戦においてより力が出る…
なるほど…
思い当たる節が数多くございます。

勝つと思うな 思えば 負けよ…
柔の道は、人の道。
これ、実社会でも同じこと。
我も、かくありたく…
by 桜川
勝つと思うな 思えば 負けよ…
これは、伝説の古賀メロディー『柔』の中におきまして、最も有名なワンフレーズでございます。
このフレーズの意味とは…
何事も、勝とうと思えば気負ってしまう。
気負うから負ける…という、勝負の機微をついたものでございます。
思い起こしますれば私自身、学生時代の部活動におきまして、約10年間『柔の道』に勤しんだ身であり、神宿る畳の上から数多く学ぶものがございました。

しかしながら、私は最後までこのワンフレーズの意味を理解するに至らず、3段位を取得したにも関わらず、柔道家といたしましては『失格』の烙印を押されたに等しく、社会人となりましてからは、柔道着に袖を通すことはほとんどございませんでした。
私は、明らかに『柔の道』に反した柔道をしていたのでございます。
柔道選手としては軽量の身であるが故に、勝気な性格が柔道に出てしまい、かの『朝青龍』のごとく相手を威嚇し、勝つためには手段を選ばず、審判のジャッジに不満を隠さず、全ての試合に勝たなければ気が済まず、負けた時は畳を両手で叩いて悔しがったりもいたしました。
『柔道はケンガではない!』
いくど怒られたことでございましょうか。
『勝つと思うな…』
自分には、コレをどうしても理解することができませんでした。
『勝とうと思わなくて、どうして勝負に勝てるものか!』
この考え方が、私の誤りでございました。
【勝たんと打つべからず 負けじと打つべきなり】
要するに、勝つためにする稽古よりも、負けないためにする稽古の方が身に付きやすい…
勝たねばならん…と思う心理状態よりも、負けられない…と思う心理状態の方が、実戦においてより力が出る…
なるほど…
思い当たる節が数多くございます。

勝つと思うな 思えば 負けよ…
柔の道は、人の道。
これ、実社会でも同じこと。
我も、かくありたく…
by 桜川
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