雑草の中に咲く一輪の花

【雑草ポエム 第341話】
枯れた雑草の中に咲く一輪の花。
他愛の無い小さな白い花ではございますが、これが枯れた雑草の中にありますと、一際目立って美しく映るものでございます。
しかしながら、これが綺麗な花の中に埋もれてしまえば、このように目立つようなことは無くなってしまい、誰からも気に留めてもらうこともないでしょう。
お山の大将…?
井の中の蛙…?
それでも、この小さな花はきっと幸せなのだと思います。
そう…
それでいいのです。
人間とてもまた同じ…
大きな組織の小さな歯車として終わるより、広い大地で華々しく輝いて終わった方が、どんなにか素敵で素晴らしいことでしょう。
踏まれても踏まれても、負けずに雄々しく立ち上がり、太陽目掛けて生きようとする 『雑草』 の中に飛び込んで、見事に花開いた幸せな白い花…。
思わず携帯電話(カメラ)のシャッターを切った私ですが、強風に揺れながらも私に微笑んでくれているようで。
私は…
今はアナタが本当に羨ましい…
by 桜川
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