黄金の海芝浦


【雑草ポエム 第385話】
昨日から、ようやく休暇の取れた私でございます。
人混みを嫌う私がブラリと出向いたその先は、少年の頃…心寂しくなるたびに必ず泣きにやって来た、京浜運河の薄汚い海でございました。
世の中は不景気の真っ只中…
そは申せ、脳天気な国民は黄金週間を満喫するべく、どこへ行っても黒山の人だかり。
遠目に集団の行きかう状況を眺めておりますと、思わず吐き気を催す私は既に末期患者でございましょうか。
JR鶴見線に揺られること僅か10分…
辿り着いたその駅は、『海芝浦』という名の不思議な駅でございます。

鉄道マニアでありますれば、全国的にも超有名な終着駅。

何しろ日本で唯一つ、一般乗客は駅から一歩も出ることができないという、何ともマジカル極めた不思議な駅でございます。

駅構内に隣接する『芝浦公園』に入りますと、そこから眺める景色は素晴らしく、思わず深呼吸がしたくなってしまいます。

鶴見橋がくっきりと…

横浜ベイブリッジもよく見える…

乗ってきた電車が折り返し…

ホームの下にはすぐ海が…

車内からの眺めも悪くなく…

まるで海に浮かぶプラットホームに酔い痴れて…
静かに連休を満喫することができました。
時刻がお昼を回ったら…
休暇中でもお腹の虫は黙っていてはくれません。

ここは川崎ラゾーナ・パラダイス。

着いたお店がインド料理の専門店『ボンベイ・トーキー』ときたもんだ!

愛想の良いインド人の店員さんに癒されて…
不思議なメニューに舌鼓♪
海芝浦発 インド行き?
長らくのご乗車 お疲れ様でした~♪
by 桜川
スポンサーサイト