Chanko Dining 若(BAKA)

【雑草ポエム 第386話】

一瞬、わが目を疑いましたが…
元横綱若乃花(三代目)の『若』の字を店名とし、都会の一等地ばかりを拠点といたしました強気の経営方針で、全国展開を図っておりましたちゃんこ店『Chanko Dining 若』が経営破綻したそうでございます。
ちゃんこ鍋とは、相撲取りの躯を作るための大切なエネルギー源であり、手っ取り早く太れるという意味でも、力士たちにとりましては切っても切れない必須アイテムでございますが、これを一般人に店舗販売するようになりましたのはいつ頃からでございましょうか。
値段は若干高めですが、栄養満点でとても美味しいちゃんこ鍋。
元力士などが経営するちゃんこ鍋のお店では、一般人の好む味付けをしておりますので美味しく感じますが、本場の相撲部屋で作るちゃんこ鍋を食しますと、一般人では塩辛くて食べられたものではございません。
力士は稽古により、尋常ではない大量の汗を流します。
その汗と共に大量の塩分も流出いたしますので、体が必然的に不足した塩分を要求いたします。
ですから、一般人では塩辛く感じてしまうちゃんこ鍋でも、力士達にとりましてはちょうど良い味付けと感じるのでございます。
『和』のイメージを一新し、まるで高級クラブのような店内にグツグツ煮えるちゃんこ鍋。
そんな新たな試みに打って出た『Chanko Dining 若』のお兄ちゃん。
今更どーでもよい話ではございますが…
王道を貫く弟(貴乃花親方)と、いい年をコイてガキの喧嘩を展開し、父親(元大関貴ノ花)の顔に泥を塗りたくって角界を飛び出したお坊ちゃま。
商売ネタに『若』の文字…
土俵の鬼(初代・若乃花)の代名詞、貴様ごときに汚されてなるものか。
悔しいね…
by 桜川
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