1%の 天才

【雑草ポエム 第415話】
『天才は 1%のひらめきと 99%の努力である!』
これは発明王、エジソンが残した有名な名言でございます。
しかしながらこの名言…
エジソンの真意とは裏腹に、かなり違った意味で受け取られているようでございます。
この名言を棒読みいたしますと、あたかも一つの発明に要する『努力』そのものを尊ぶという心が生まれ、一般的にもそうした意味合いであるということで、エジソンの名言は浸透しているところでございます。
しかし…
『どれほど努力を積み重ねても、ひらめきがなければ報われない!(エジソン 談)』
元来、仕事人間で研究熱心であるエジソンにとりまして、『努力』とは尊いものでも偉いものでもなく、実に当たり前のことであった…ということでございます。
故に、エジソンが最も重要視したのは、『努力』ではなく、『ひらめき(才能)』でございましたので、名言とは慎重に解読しないと大きな間違いになってしまうなと、今更ながら考えを新たにいたしました私です。

私は無類のカレー好き!
最後の晩餐で食べたいものは?…と問われましても、やはり迷うことなくカレーライスを選択することでございましょう。
私はかつて生産技術研究所という部署に在籍し、研究に次ぐ研究に明け暮れておりました折、昼食のカレーライスを食べている最中に『ピン!』とひらめくものがございまして、そのひらめきが元になり、インバーター照明器具の省エネ化に成功したことがございます。
エジソンの言うとおり、それは僅かなひらめきでございましたし、それを現実化とするまで多くの努力が必要であったということは言うまでもございません。
その努力は大いに尊ぶところでございます。
しかし…
今となりましては、あの時の『ひらめき』があったればこそ、素晴らしい技術開発に繋がったのだと、胸の内だけではございますが、密かに自慢している私の心は幼稚?(汗)
体温を超える猛暑の中、カレーハウスに飛び込みまして、おいしいクリームコロッケカレーを頬張りながら、懐かしき思い出を振り返ってしまいました。
ナムナム…
カレー大明神様!
by 桜川
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