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THE 千秋楽

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【雑草ポエム 第430話】

千秋楽とは、複数日にわたって同じ演目を行う興行(演劇や大相撲)におきまして、その『最終日』を意味する業界用語でございます。

時として…、秋という文字は『ことの終わり』を意味いたします。

それは江戸時代、当時の芝居小屋というものは特に出火や延焼に悩まされることが多く、その時点で興行を打ち切りにせざるを得なくなってしまうということから、『火』の文字が含まれる『秋』を当て嵌めた…ということを知りましたのは、まだ最近のことでございます。

秋は、やはり物悲しい…
一日千秋の思いで待ち続けるも、思い直すのはやはり秋。

大相撲本場所の最終日を『千秋楽』とはよくぞ言った…と思います。

相撲の神様(角聖)双葉山の大記録、不滅の69連勝まであと7勝と迫るのは、第69代横綱 白鵬 翔、モンゴル ウランバートル出身 宮城野部屋でございます。

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力士を夢見て6名のモンゴル人と共に来日したにもかかわらず、痩せ細った優男(当時)ではどこの相撲部屋からも相手にされず、『お前なんかさっさと国へ帰れ!』と突き放されたムンフバト・ダヴァジャルガル(本名)少年。

日本語が解らない彼は『I don't want to go back...(ボクは戻りたくない)』と言い、涙を流して訴え続ける少年のその眼には、既に鬼の魂が見え隠れしていたとか…。

長き大相撲の歴史の中におきまして、横綱という地位に推挙されましたのは僅か69名に過ぎませんが、その中で唯一デビュー場所にて負け越したのは、この白鵬 翔ただ一人でございます。

『I don't want to go back...』
もう祖国には帰れない…いや、絶対に帰らない!

厳しい稽古に耐えかねて、夜は洗濯場の物干しに隠れて一人寂しく泣いていたという優男。

第69代横綱 白鵬 翔…
彼の土俵に『千秋楽』はございません。

by 桜川

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