FC2ブログ

必殺・刺客人

【雑草ポエム 第432話】

『あんたの恨み、はらしましょう…』

刺客(殺人請負人)とは、辛い仕事でございます。
昔も今も、形は変われども、刺客なる『殺人請負人』は存在いたします。

『涙隠して、人を斬る…』
拝一刀(おがみ・いっとう)の名文句ではございませんが、殺人の依頼を受けて他人を殺め、報酬をいただくことに罪悪感を抱かぬ理由はございません。

先日、絞首刑の現場が一般公開されましたが、首にロープの巻かれた死刑囚の立つ床面を、ストンと落とす(開く)ための操作ボタンが3っあるという事を知り、私は驚いてしまいました。

フォト

死刑執行時は3人の職員が一斉に3っの操作ボタンを押し、そのいづれかのスイッチが結合されて、死刑囚が立つ床が抜けるのだそうでございます。

要するに、誰のスイッチがONになったのか判らない状態にすることにより、執行した職員の気持ち(罪悪感)を和らげるという配慮であると…。

たかが人間、されど人間…
かの中村主水でさえも、『殺しというものは、いつも苦いものだ』と、吐き捨てるように呟いておりました。

刺客とは、依頼人の心を心底理解し、『標的』はこの世に不必要であると納得できなければ、如何に大金を積まれようとも絶対に引き受けることはございません。

死刑を執行する職員も、事前に囚人の仕出かしてきた極悪非道の全容を、自らの胸に刻むと申します。

しかしながら、遣り切れない職業であることには変わりございません。

私の知人には、動物をこよなく愛する人が沢山おりますが、その理由といたしまして最も印象に残っている言葉がございます。

『動物には、恨みがないからね…』

なるほど…と、私は思いました。

動物には『恨み』というものがございません。
たとえ負けても、仕返しはしませんし後悔することもございません。

そして何より、自らの大切な命を絶対に粗末にしないのも、動物の大きな特徴でございます。

車に轢かれて死にかけている子猫のそばで、息絶えるまで患部を舐め続けていた親猫の立派な姿を目撃した時に、私は知人の『その言葉』を思い出してしまいました。

人間のみに、恨みの心が宿るのは…
自らの寿命を自由・勝手にできるからだと心得ます。

by 桜川

スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

桜川 久慶

Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

カレンダー
03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
QRコード
QR
フリーエリア
オセロゲーム

フィリピン留学
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる