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涙の世界遺産(富岡製糸場)

【雑草ポエム 第692話】

昨日、私は母の生家(群馬県)へ出掛けた帰り、せっかくだからと関越自動車道の富岡ICで降りまして、来月カタールで開かれる世界遺産委員会で正式に決まる見通しの『旧富岡製糸場』へ向かいました。

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ひと月前、『世界遺産登録確実』という号外が飛び交い、大騒ぎとなった富岡製糸場。

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この日も大勢の人出で賑わっており、中には京都から来たという方もいて驚きました。

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富岡製糸場では、フランスの技術導入から始まり、日本独自の自動繰糸機の実用化まで、製糸の技術改革が絶え間なく行われてきました。

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入場料は500円、専属のガイドが付いてこの値段は安すぎます。

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まず建物を眺め、真っ先に目に飛び込んできたのが『明治五年』(創業)であり、ズシリとくる歴史の重さを感じました。

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正面入り口を入り、付き当りがメインの『東繭倉庫』でございます。

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私達はボランティアの案内人『櫻場善文さん』のガイドを耳にし、詳しい歴史を学ぶ事ができました。

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本来は赤いレンガですが、ここのレンガはオレンジ色に見えます。

これは、当時の日本の技術(レンガ焼き)がまだ未熟であったとの理由だそうでございます。

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それでも、日本の建築技術は素晴らしく、ちょん髷姿の大工さんという貴重な当時の写真を見せてくださいました。

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そして工場のメイン館となるのは『繰糸場』でして、繭から生糸を取る作業が行われていた場所でございます。

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櫻場さんに引っ張られながらゲートイン!

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入った瞬間、思わず『うわぁ~・・・』という歓声があがります。

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設置されている機械以外は全て操業開始当時のまま、トラス構造という従来日本に無い建築工法を用いており、建物内部には柱の無い広い空間が保たれております。

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当時の女工さん達が糸を紡いでいる状況の絵を説明してくださる櫻場さん。

こういう絵を見ますと、『あぁ野麦峠』を思い浮かべる方も多いと思いますが、実際にこの製糸場で働いておりました女工さん達は、旧藩士や華族の子女たちの超エリートだったそうでございます。

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同工場で大量生産された高品質の生糸や養蚕技術は海外に広まり、絹産業の発展に繋がったのだと申します。

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このように、ほぼ完全な形で残る19世紀後半の工場は珍しく、世界的にも例がないとは素晴らしい。
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↓なんだテメーは?(汗)

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明治政府がつくった官営工場の中で、ほぼ完全な形で残っているのは富岡製糸場だけであるとは凄すぎます。

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ボランティアながら、全身汗だくになって一生懸命説明してくださいました櫻場さんですが、最後に一言、心に残るお話をしてくださいました。

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『現在、我が国では13件の文化遺産と4件の自然遺産(合計17件)が登録されておりますが、そのどれもが美しく、まさに世界に誇れる日本の『美』というものを醸し出しております。それに比べて、この富岡製糸場の建造物は古めかしくて見た目も悪い。 しかし、しかしですね・・・、そんな見たくれだけではなく、我々日本人の働く魂が、古来からの技術が、女工さんたちの真心の全てが世界的にも認められ、堂々と仲間入りをするわけですから、他の世界遺産のソレとは意味が違うということを、皆さんに解って帰っていただきたい』

櫻場さんは、涙を流しながら力説してくださいました。

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私も思わずもらい泣き…。
本当に来て良かったと思いました。

そして…
日本人であることを、あらためて誇りに思う私です。


by 桜川
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Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

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