100万都市に 独りぼっちの駅
【雑草(ポエム)ららばい 第629話】
我が生地、神奈川県川崎市は、総人口140万超(京都市に次ぐ全国第8位)のマンモス都市でありながら、隣に聳える横浜市(総人口360万超)に日の光を遮られ、全国的にもマイナスイメージが根強い所でございます。
そうした街におきまして、私の生家から程近い場所に、JR鶴見線が『京浜工業地帯』を縫う様に走っており、その中でもひっそりと孤立した小さな駅が存在いたします。
↓『大川駅』と申しまして、鶴見線本線から分岐する形で引込まれている終着駅。

↓分岐された線路は一直線であり、その距離は僅か1km程度でございます。

↓途中、白石運河を超える『大川橋』という橋がございますが…

↓第二次世界大戦の時、米軍が乱射した『弾痕』が今でも生々しく残っております。

↓私が子供の頃、戦争の様子を父親がこの場で詳しく教えてくれました。

↓工場の廃油に侵された白石運河でも、生きた魚が釣れるようでございます。

↓そして終点、大川駅に到着です。

↓これが大川駅の駅舎ですが、超が付くほどオンボロの無人駅でございます。

↓根腐りした木製の柱も弱々しく、いちおう改札口なるものがございます。

↓この時刻表をご覧ください!

周りが大きな工業地帯であるが故、平日の朝8時~9時の通勤時間帯に4本、帰宅の時間帯に5本の運行はあるものの、休日ともなりますと、朝に2本と夕方に1本のみという、とても140万超都市のJR線とは信じ難い列車の本数でございます。
↓スイカのタッチパネルが…!

JR鶴見線は、基本的に全駅(鶴見駅を除く)無人駅ですので、改札口などスル―して電車に乗降することは可能です。
JR側も、『お客様の良心にお任せしております』とのことですので、さほど気にすることでもございません。
↓一本引きの単式プラットホーム、昔と何ら変わらぬ眺めでございます。

↓現在は新型車両が乗り入れておりますが…

↓この駅に、最も似会う電車が『クモハ12』の木造列車でございます。

この駅にだけは、少年時代の思いで詰まる『クモハ12』を最後まで残してもらいたかったのですが…。
↓大川駅の先には、アスファルトで埋め固められたポイントレールが…(汗)

これでは脱線しちまうぜ。
↓男の(働く)街を象徴する、川崎市の京浜工業地帯を走る鶴見線…

華やかな市街地で賑わう主要駅ばかりが目立つ川崎市内におきまして、ひっそりポツンと生きている、そんな大川駅が今でも大好きな私でございます。
川崎の 空は黒い…
川も海も また黒い…
オヤジを公害による肺病で殺した街…
けれど…
I Love,we love 川崎… でございます。
by 桜川
我が生地、神奈川県川崎市は、総人口140万超(京都市に次ぐ全国第8位)のマンモス都市でありながら、隣に聳える横浜市(総人口360万超)に日の光を遮られ、全国的にもマイナスイメージが根強い所でございます。
そうした街におきまして、私の生家から程近い場所に、JR鶴見線が『京浜工業地帯』を縫う様に走っており、その中でもひっそりと孤立した小さな駅が存在いたします。
↓『大川駅』と申しまして、鶴見線本線から分岐する形で引込まれている終着駅。

↓分岐された線路は一直線であり、その距離は僅か1km程度でございます。

↓途中、白石運河を超える『大川橋』という橋がございますが…

↓第二次世界大戦の時、米軍が乱射した『弾痕』が今でも生々しく残っております。

↓私が子供の頃、戦争の様子を父親がこの場で詳しく教えてくれました。

↓工場の廃油に侵された白石運河でも、生きた魚が釣れるようでございます。

↓そして終点、大川駅に到着です。

↓これが大川駅の駅舎ですが、超が付くほどオンボロの無人駅でございます。

↓根腐りした木製の柱も弱々しく、いちおう改札口なるものがございます。

↓この時刻表をご覧ください!

周りが大きな工業地帯であるが故、平日の朝8時~9時の通勤時間帯に4本、帰宅の時間帯に5本の運行はあるものの、休日ともなりますと、朝に2本と夕方に1本のみという、とても140万超都市のJR線とは信じ難い列車の本数でございます。
↓スイカのタッチパネルが…!

JR鶴見線は、基本的に全駅(鶴見駅を除く)無人駅ですので、改札口などスル―して電車に乗降することは可能です。
JR側も、『お客様の良心にお任せしております』とのことですので、さほど気にすることでもございません。
↓一本引きの単式プラットホーム、昔と何ら変わらぬ眺めでございます。

↓現在は新型車両が乗り入れておりますが…

↓この駅に、最も似会う電車が『クモハ12』の木造列車でございます。

この駅にだけは、少年時代の思いで詰まる『クモハ12』を最後まで残してもらいたかったのですが…。
↓大川駅の先には、アスファルトで埋め固められたポイントレールが…(汗)

これでは脱線しちまうぜ。
↓男の(働く)街を象徴する、川崎市の京浜工業地帯を走る鶴見線…

華やかな市街地で賑わう主要駅ばかりが目立つ川崎市内におきまして、ひっそりポツンと生きている、そんな大川駅が今でも大好きな私でございます。
川崎の 空は黒い…
川も海も また黒い…
オヤジを公害による肺病で殺した街…
けれど…
I Love,we love 川崎… でございます。
by 桜川
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