心の食事 遠い幸
【雑草(ポエム)ららばい 第597話】
本日は、珍しく都心でも大雪に見舞われまして、早朝のラッシュ時には四苦八苦しながらも、何とか無事に会社へ辿り着くことができました。
思えば昨日、私が忌み嫌う天下り連中が主催いたします会合に招かれまして、嫌々ながら新宿まで足を延ばして参りましたが、つくづく悪天候の本日でなくて良かったな…と思いました。
↓昨日行きました西新宿のビル群。

↓京王プラザの42階から見ますと、こんな感じでございます。

それにいたしましても、ストレスのたまる実に不快な一日でございました。
そもそも、私ごときが今回の会合に招かれた理由がまったく解らず、大赤字会社の分際でありながら無駄な経費と人件費を使い、今もって天下りの悪党どもに頭の上がらない大企業の根本的な腰ぬけ体質というのもに、私は呆れるばかりでございます。
まぁしかし…
天下りの存在は、大手のゼネコンや生産業に潤いを与えてきたのは事実であり、逆に、法的にも天下りが締め出されつつある昨今、デフレ現象に拍車をかける要因となってしまったのも確かであり、天下りも『百害あって一利あり』ということでございましょうか。
私は乾杯の後も、延々ダラダラと続きます『天下り爺のくだらぬ話』などには興味もなく、出されたコース料理をひたすら食べまくっておりました。
↓京王プラザのコース料理(一部ですが)をご紹介いたします。




さすが一流ホテルのコース料理というだけあり、皆が口々に『美味しい♪』を連発しておりました。
が、しかし…!
私の場合、このような雰囲気では何を食べても味気なく、一つとして料理を楽しむことができませんでした。
これは、生まれながらの貧乏性…?
私は、元々こうした場所での高級料理は好みませんし、まったく食べたという気がしないのでございます。
その昔…
まだ新入社員で金回りが悪かった頃、出張先におきまして、同行した同じ部署の優しい先輩が、なけなしの小遣いで私に昼飯を奢ってくれた事がございました。
連れられて寄込みましたのは、煤けた看板に大きく『食堂』と書かれてあるだけの外観、店内に冷暖房の設備はなし、お客の胃のためを思って出された水は生ぬるく、ハエ取り紙が5本もぶら下がっているという、実に衛生的なお店でございました。
その時に食べました『サバの味噌煮定職』が、超が付くほど美味かったぁ~♪

正直、仕事のできない先輩でして、会社からは10年ほど前にリストラされ、同時に奥様と子供さん達にも見限られ、彼のその後の行方を知る人はおりません。
出世欲の無い先輩でしたが、ヨレヨレの萎びた財布から銀貨を取出し、私の分まで支払ってくれたあの姿は、今でも忘れることができません。
きっとあの時は私の前で、『先輩面』がしてみたかったのだと思います。
サバの味噌煮定食は、本当に、本当に美味しかった。
どんな高級料理より、幸せな味でございました。
食事とは…
目や、口だけで楽しむにあらず…
心で食べて、幸を楽しむべし。
by 桜川
================================
【前回のクイズの答え】
正解は…

④カフェオレでした~♪
あまり甘党に見られない私ですが、缶コーヒーのカフェオレは大好きなんです♪
今回も沢山のご回答をありがとうございました。
正解者は・・・何と4名♪(おめでとうございま~す!)
・花さん
・あんさん
・洋さん
・ケリーさん
正解いたしました4名様には、ささやかながら記念品をお送りさせていただきます。(詳細は後ほどメールを送ります)
※次回の雑草ららばい第598話でもクイズを行います!
皆様方、お楽しみに~♪
本日は、珍しく都心でも大雪に見舞われまして、早朝のラッシュ時には四苦八苦しながらも、何とか無事に会社へ辿り着くことができました。
思えば昨日、私が忌み嫌う天下り連中が主催いたします会合に招かれまして、嫌々ながら新宿まで足を延ばして参りましたが、つくづく悪天候の本日でなくて良かったな…と思いました。
↓昨日行きました西新宿のビル群。

↓京王プラザの42階から見ますと、こんな感じでございます。

それにいたしましても、ストレスのたまる実に不快な一日でございました。
そもそも、私ごときが今回の会合に招かれた理由がまったく解らず、大赤字会社の分際でありながら無駄な経費と人件費を使い、今もって天下りの悪党どもに頭の上がらない大企業の根本的な腰ぬけ体質というのもに、私は呆れるばかりでございます。
まぁしかし…
天下りの存在は、大手のゼネコンや生産業に潤いを与えてきたのは事実であり、逆に、法的にも天下りが締め出されつつある昨今、デフレ現象に拍車をかける要因となってしまったのも確かであり、天下りも『百害あって一利あり』ということでございましょうか。
私は乾杯の後も、延々ダラダラと続きます『天下り爺のくだらぬ話』などには興味もなく、出されたコース料理をひたすら食べまくっておりました。
↓京王プラザのコース料理(一部ですが)をご紹介いたします。




さすが一流ホテルのコース料理というだけあり、皆が口々に『美味しい♪』を連発しておりました。
が、しかし…!
私の場合、このような雰囲気では何を食べても味気なく、一つとして料理を楽しむことができませんでした。
これは、生まれながらの貧乏性…?
私は、元々こうした場所での高級料理は好みませんし、まったく食べたという気がしないのでございます。
その昔…
まだ新入社員で金回りが悪かった頃、出張先におきまして、同行した同じ部署の優しい先輩が、なけなしの小遣いで私に昼飯を奢ってくれた事がございました。
連れられて寄込みましたのは、煤けた看板に大きく『食堂』と書かれてあるだけの外観、店内に冷暖房の設備はなし、お客の胃のためを思って出された水は生ぬるく、ハエ取り紙が5本もぶら下がっているという、実に衛生的なお店でございました。
その時に食べました『サバの味噌煮定職』が、超が付くほど美味かったぁ~♪

正直、仕事のできない先輩でして、会社からは10年ほど前にリストラされ、同時に奥様と子供さん達にも見限られ、彼のその後の行方を知る人はおりません。
出世欲の無い先輩でしたが、ヨレヨレの萎びた財布から銀貨を取出し、私の分まで支払ってくれたあの姿は、今でも忘れることができません。
きっとあの時は私の前で、『先輩面』がしてみたかったのだと思います。
サバの味噌煮定食は、本当に、本当に美味しかった。
どんな高級料理より、幸せな味でございました。
食事とは…
目や、口だけで楽しむにあらず…
心で食べて、幸を楽しむべし。
by 桜川
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【前回のクイズの答え】
正解は…

④カフェオレでした~♪
あまり甘党に見られない私ですが、缶コーヒーのカフェオレは大好きなんです♪
今回も沢山のご回答をありがとうございました。
正解者は・・・何と4名♪(おめでとうございま~す!)
・花さん
・あんさん
・洋さん
・ケリーさん
正解いたしました4名様には、ささやかながら記念品をお送りさせていただきます。(詳細は後ほどメールを送ります)
※次回の雑草ららばい第598話でもクイズを行います!
皆様方、お楽しみに~♪
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