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幸之助イズム 崩壊せり

【雑草ポエム 第651話】

今から27年前…

『幸之助』という名の巨大クジラに呑み込まれた私ではございましたが、そのまま胃液で溶かされて、単に細胞の一角になり下がるのではなく、必ず腸を突き破って巨大クジラを自在に操ってやろうと心に念じていた若い頃。

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元来、大きな組織の(一つの)歯車として生きることは性に合わず、不本意な心境で『ナショナル』という看板を胸に刻んで働いてはいたのですが、『幸之助イズム(経営理念)』の素晴らしさに心が変わり、迷った時には『幸之助ならば どうしただろうか?』と問い続け、自ずと答えを導くようになっておりました。

私は、今でもその心に何ら変わりはございませんし、それが故に、東京スカイツリーを雅色(江戸紫色)に輝かせることができたのだと信じております。

しかしながら…

プラズマ事業の設備投資に失敗し、直近5年間で4度も最終赤字(赤字総額2兆円超)に陥り、通い慣れた東京本社のビルディングも、いよいよ人出に渡ってしまうという非常事態となってしまった昨今…

『我々は、幸之助イズムをゼロベースで見直す必要がある!』

どこぞの馬鹿が社員の前で、連日のようにほざく始末でございます。

おのれっ… 無能な天下り野郎が何をぬかしやがる!

資本金、わずか95円で自転車をこぎ、大阪中を練歩き、二股ソケットを自らの手で売り捌きながら、照明部門で世界を制した幸之助イズムでございます。

そう簡単に崩せることができようか!

原点に戻ればいいさ。

オレたちには…

松下ブランドの照明器具さえあればいい。

あればいいのさ。


by 桜川
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東京スカイツリー ライトアップの軌跡 (最終回)

【雑草(ポエム)ららばい 第619話】

東京スカイツリーのライトアップにおきまして、世界に誇る最大級の『見せ場』を語り、今回で最終回とさせていただきます。

最大級の見せ場とは…

隅田川をイメージした水色の『粋』と、江戸時代から継承される伝統の江戸紫色をイメージした『雅』という色を、見事に演出するLED照明器具の軌跡でございます。

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↑『粋色』の照明は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のLEDを搭載した器具と配光制御を組み合わせ、微妙な色を巧みに再現しております。

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↑合計552台の『粋』な照明器具が、約10mピッチで心柱の広い範囲をくまなく照らしており、オープンの直前まで、光の強さと色味をさまざまな方向からデザイナーと確認し、ベストなものを決定するに至りました。

↓一方の『雅』は、3角形のツリーの裾、地上の北側の一辺から天望デッキ(第1天望台)がある上方向を照らすのみでございます。

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↓今回、パナソニックでは、この江戸紫の色を表現するために、わざわざ『雅』専用のLED照明器具を開発いたしました。

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それは、『雅』の方が、『粋』よりもライトアップする範囲が広くなるようにデザイン設計されていたからでございます。

『雅』では、ツリーの根元から100m以上先に光を飛ばす、というのがデザインで決まっておりましたので、そのためにゲイン塔で使用した、パラボラ反射板を応用した投光機の技術を使用したのでございます。

そのデザインとは…

スカイツリーが『粋』と『雅』のカラーで決まった時、『雅』の照らし方に付いて、私が本部長を相手に提案をさせていただいたことがございました。

『紫の光線を、一直線に垂れ下げて見せたらいかがでしょう?』

それは…

『スカイツリーは(木村)庄之助ですから!』

基本、日本の『紫色』とは最高位を意味いたします。

立行司の木村庄之助も、また国技大相撲界の最高位でございます。

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立行司の木村庄之助が『最高位』であるという証に、手に持つ軍配からダラリと下がる紐の房の色や、装束をとめる紐の色が、全て濃紫色となっていることがお解りいただけると思います。

私は直立不動、直垂,鳥帽子姿の木村庄之助とスカイツリーを重ね合わせ、日本で作った世界一の建造物に、最高位の色を、愛する相撲道を通じてアピールできれば素晴らしい。

こんな発想をする大馬鹿者は世界中でただ一人、私だけでございましょう。

もし、私の発想が本部長を通じ、照明コンサルタントを閃かせたとするならば、あの紫のラインは木村庄之助が持つ軍配の太い紐の房であり、発案したのは桜川であると、(友達がいに)思っていただければ幸いでございます。



5月22日…
ついにその日が遣って参りました。

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↑登壇者をご覧ください。
名誉区民の王さんをはじめ、導犬、介助犬、聴導犬とその使用者3人を含む総勢9名がにこやかにテープカットを行いました。

私もこの時は本部長のお供ということで、黙って側から見守りましたが、いつもながらこうした儀式を不快に思ってしまう心に、昔と何ら変わりはございませんでした。

この9名様が、いったい何をやったというのか…

高所作業で氷点下の強風に煽られ、顔面が凍り付いて口を開く事も出来なくなり、楽しみな昼の弁当すらも(口が開かない・噛めない)食べる事ができなかった作業員たち…

『雅色』を出すために夜も眠れず悩み抜き、投身自殺を図って散った同僚の残された家族たち…

その中の、たった1人だけでいい

本当の意味で、この建設に携わった人間を

たった1人だけでいいんだよ

世界のホームラン王の横にでも…

どうか、立たせてやってくれよ

立たせてやってくれよ

たのむよ。

by 桜川



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【あとがき】

いつも『雑草(ポエム)ららばい』を閲覧してくださっております皆様方、今回は5回続きの特集となってしまいましたが、最後まで目を通していただけて大変嬉しく思っております。

『雅』の提案を私がしたということに対しまして、一部の閲覧者からクレームがあったことは確かでございますし、必ずしも私の提案が100パーセントの形でコーディネーターに受け入れられたという証拠はどこにもございません。

しかし、私自身は紫の真っ直ぐに伸びるラインは庄之助の姿そのものであると確信しておりますし、私の閃き無くしてあのラインは出せなかったものと確信しております。

今回、最後まで読んでいただきましたお礼といたしまして、いつものようにクイズを出題し、商品といたしまして(私の発案たる)『雅』に輝くスカイツリーのボールペンを、正解者にプレゼントさせていただきたいと思います。

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ただ、残念ながら数に限りがございますので、正解者多数の場合は抽選となりますことをご了承ください。

【では問題です!】

スカイツリーのおひざ元、有名な浅草『雷門』の大提灯でございますが…

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↓さて、この大提灯の下には何と書かれているのでしょうか?

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↓前面に会社名、後面に人名が書かれております。

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前=○○○○
後=○○○○

両方ともお答えください。
カンニングはせず、直感でお願いします!
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東京スカイツリー ライトアップの軌跡 (その4)

【雑草(ポエム)ららばい 第618話】

スカイツリーのライトアップで面白いのが、上向きに光を放つ『ライトアップ』以外にも、下向きに光を送る『ライトダウン』が行なわれているところでございます。

胴体部の『ゴールド』色の照明がそれでして、展望台の下から胴体部に向けて、金色の光が放たれ、スカイツリー全体をやさしく包んでおります。

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一般的に、建造物のライトアップは、地上に近い場所から上方向を照らしますので、これまでは下向きに照らすようなライトアップはございませんでした。

なぜなら、塔を照らし出すだけの明るい光が、高所から地上へ降り注いだ際、地域住人への『光害』になってしまうからでございます。

東京スカイツリーにおきましても、敷地の回りの多くは住居であり、敷地内から光が極力漏れないように極力コントロールする必要がございました。

そこで、ゲイン塔のパラボラ曲面反射板を搭載した器具を応用し、たとえライトダウン方式で光を下方向に向けても、敷地内から光をほとんど漏らさず、かつ人々が見上げた時にさほど眩しさを感じさせない照明が開発できたのでございます。

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また、1995台というとてつもない数のLEDの器具を設置しているということは、LEDが発するノイズや、光による『虫害』を懸念する声もございましたが、ノイズに関しましては試験を繰り返し、全て基準値以内で収まるように設計していますので、側に近寄ってもまったく問題はございません。

さらに、LEDの照明は虫が好む紫外線が出ませんので、虫の目線では、スカイツリーはライトアップしていないように見えているはずでございます。

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さて、スカイツリー・ライトアップで皆様に是非注目してほしい所ですが…

直下から塔を見上げますれば、天望台下についております塔を照らすゴールド色の器具がキラキラと輝いて見えるはずでございます。

これは、パワフルな光を放つ高出力の器具なのですが、眩しさを感じない程度の心地良い煌きを楽しんでいただけると思います。

また、時計光や鉄骨光源の光も、目にやさしいようやわらかく拡散するように配慮していますので、どこからでも美しくライトアップされた東京スカイツリーを満喫していただけることと確信しております。

by 桜川

(次回はいよいよ最終回、『粋』と『雅』について語ります)

東京スカイツリー ライトアップの軌跡 (その3)

【雑草(ポエム)ららばい 第617話】

東京スカイツリーのライトアップでもっとも目を惹くものと申しますれば、天望デッキ(地上350mの第1天望台)と、その上にある天望回廊という、2つの天望台の周りを回転する『時計光』の照明でございます。

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この光は、まるで流れ星が尾を引くように、減光しながら夜空に美しくきらめいておりまして、『時計光』という名前が示すがごとく、2秒ごとに1回転する仕組みとなっております。

もちろんこれは本当に光がグルっと回転しているわけではなく、展望台に搭載されているLEDを順番に点滅、あるいは減光させることにより、あたかも回っているように見えているのでございます。

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天望デッキと天望回廊では、LEDの数が違いますが、上下が連動するように巧く制御しております。

LEDは通電すると白熱電球とは比べ物にならないほど100%の明るさに到達するのが早く、僅かコンママイクロ秒でMAXまで到達します。

光が追尾するような表現は、まさにLEDだからこそ成し得た新技術でございます。

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とは申せ、制御装置までの距離はそれぞれ異なりますので、単純にコントロールしても時間差というものができてしまいます。

そのため、我々は初めからそれを見越した上で制御装置も設計したのでございます。

照明器具は約1mの間隔で並べておりますが、点灯タイプ、点滅タイプを交互に並べており、単純にON/OFFしているのではなく、1台ずつを独立して制御、調光することによりまして、流星のような点滅を表現するに至りました。

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パナソニックは総合電機メーカーでございます故、照明器具、制御装置の両方を独自の技術で開発することができましたので、不可能を可能にできたのでございます。

by 桜川

(その4へ続く…)


東京スカイツリー ライトアップの軌跡 (その2)

【雑草(ポエム)ららばい 第616話】

東京スカイツリーのライトアップは、大きく分けると以下の6つの部分から成っておりまして、トータル1995台ものLED照明器具が搭載されております。

1・頂上部の『ゲイン塔』を照らす照明
2・展望台を回転する『時計光』
3・胴体部『ゴールド』色の照明
4・胴体の鉄骨交点の照明
5・胴体を水色に光らせる『粋』色の照明
6・胴体を紫色に光らせる『雅』色の照明

この中で開発に最も苦労いたしましたのが、頂上部の『ゲイン塔』を照らす照明器具でございました。

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『ゲイン塔』とは、放送用のアンテナの役割を果たす最頂部のポールのことでございまして、『粋』と『雅』のテーマに変わらず、634mの最頂部を明るく輝かせるということが、コーディネーターによるデザインで決められておりました。

この決められたデザインをLED照明器具で具現化するのが、我がパナソニックに課せられた仕事でございました。

ところが、これがなかなか難しい…

当所の予定でしたHIDランプを使用しないということに決めた矢先のことでもあり、光線的な光の出にくいLED照明のみでは、塔の先端部だけをピンスポット的に照らすのは、実に困難極まりないことでございました。

しかし、1つの照明器具の誕生が、この難題を解決したのでございます。

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我々研究班が着目いたしましたのが、衛生放送を受信するパラボラアンテナの構造でございました。

パラボラアンテナでは、平行に降り注ぐ電波を反射させて、電波を1点に集中するという特性がございます故、それをそのまま照明器具に応用し、点光源で直進性の強いLEDの光を、パラボラ型の反射板で拡散することで、光がまっすぐにゲイン塔の先端まで届くよう、調節することができたのでございます。

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また、この照明器具を開発したことで、さまざまなメリットも得ることができた。

従来型の超狭角型HID投光器と比較しても、明るさは倍、消費電力は1/8、角度は1/3と優れています。

レンズも使っていないのでコンパクトですし、無駄に空を照らすような『光害』も極力抑えております。

また、天望回廊の一段上に設置していることで、メンテナンス性も向上しているとなりますれば、非の打ちどころもございますまい。

必然的に研究班の『どや顔』が…!

by 桜川

(その3へ続きます)
プロフィール

桜川 久慶

Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

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