スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オレが田代だ!

【雑草ポエム 第693話】

漢(おとこ)・田代祐一
身の安全などお構いなし、最後の最後まで1着に拘り続けたモンスターでございます。

0_20140618173347a3d.jpg


私をオートレースファンにしてくれたカリスマレーサも、今年の4月に現役引退を表明し、去る5月11日にはマイナー競技のオートレーサーとしては大変珍しい『引退セレモニー』が行われ、多くの田代信者(ファン)に見送られながらレース場を去りました。


漢・田代の第2の人生
彼は小さいながらも高崎市内にたこ焼き屋『蛸一』をオープンし、『まずは来て食ってみてくれ!』と、フェイスブックを通して信者に伝達!

所用でセレモニーに参加できなかった無念を晴らすため、私は昨日『蛸一』目掛けて突っ走りました。

『蛸一』のオープンは正午からということですので、早めに着いた私はIC近くの日帰り温泉『湯都里』(ゆとり)に寄り込み、群馬県名物の温泉を堪能することにいたしました。

1_20140618173336998.jpg


時間が10時ということで、ワールドカップの影響からか、館内はガラガラの貸し切り状態♪

3_201406181733352bc.jpg

風呂とサウナでガッちり腹を減らせた私。
湯都里から車で15分程度、JR北高崎駅から徒歩5分程度の場所に『蛸一』はありました!

5_20140618173334fc5.jpg


が…しかし
土日は伊勢崎オートレース場で直売するため、お店はお休みだとのこと。

6_20140618173333c44.jpg


入口に、主なメニューが飾ってありました。

7_201406181732570cb.jpg


『男気ジョッキで乾杯!』というネーミングにシビレてしまった私です。

8_20140618173257f2d.jpg

残念ながらお店は開いておりませんでしたが、ここまで来たのですから伊勢崎オートレース場へ行くっきゃないですね。

はいっ、ここでもやっぱり『遠藤』だ!

10_20140618173256c9c.jpg


正門を入ってすぐの所に…!

11_20140618173256690.jpg


トラックを移動店舗に改造して頑張っている田代さん。

言葉少なに一生懸命たこ焼きを焼いているその姿は、まさに『漢・田代』のレーススタイルそのものでございました。


色々なバージョンがあるそうですが、私はノーマルなヤツをチョイスしました。

12_2014061817325545c.jpg


食感は、外側がカリっとしていて中身はジューシー♪
味が濃い目でしたので、思わず生ビールを追加注文しちゃいました。

13_20140618173157d8f.jpg


父親もオートレーサーでしたので、生れた時から現在に至るまで、オートレースの賞金で生きて来た田代さんにとりまして、第2の人生はかなり不安であると申しておりました。

14_2014061817315787b.jpg


しかしながら、多くのファンを魅了した彼独特の『ナメルナ走法』のごとく、今後の人生も変わらぬレーススタイルで挑んでやると豪語する田代さん、まさに『漢・田代』の真骨頂でございます。

15_20140618173156fa9.jpg


私が行けなかった引退セレモニーですが、動画をUPしてくださった方がいて感謝感激でございます。

短い時間内ではございましたが、色々と語る彼の眼は生き生きとしております。
決してニコリともせず、男気をそのままに語り尽くした田代さんの眼力に、改めて惚れ直してしまった私です。

最後の最後に語った一言…
これだけで良いので、是非聞いてみてください。

なぜ私がこの選手を好きになったのか…、皆さまならきっと解ってくださると思います。




田代祐一の最後の一言


『よく覚えておいてください   オレが田代だ!』


by 桜川


スポンサーサイト

ナンバーワン 田代祐一

『自分のファイトが足らん時、他人のファイトを見て作ろう!』

これは元プロボクサーである赤井英和氏が口にしていた語録であり、一時期 『オートレース』 のキャッチフレーズにもなっておりました。

仕事でも スポーツ競技におきましても、他人の頑張る姿というものは美しく、時として 『感動』 させられることも多々ございます。

特に 『諦めない姿勢』 というものには魅せられてしまい、それがために大怪我や大事故に繋がったといたしましても 『よくやった!』 と、第三者は褒めてくれるに違いないでしょう。

人間は誰しも 『負けたくない』 という心が必ずどこかにございます。

絶体絶命という境地に追い込まれた時、ここで踏ん張れば大怪我をしてしまう可能性が高いと理解していながら、それでも歯を食いしばって頑張る姿勢…。

これは本人といたしましても大変勇気の要ることであり、人はそうした姿に感動するものでございます。

私はオートレーサーの 『田代祐一選手』 に憧れておりますが、彼こそは非情なまでのファイティングマシンでございまして、SGレースの優勝戦でも常に1着に拘り続けた 『男 田代!』。

2番手で最終周回を迎えた田代選手は、そのまま無難にゴール線を駆け抜けさえすれば、高額なSGレースの2着賞金をゲットできることを知りながら、先頭者の懐(イン)目掛けてアクセルグリップを全開させ、強引に突っ込んで 『反則失格』 となってしまう…。

『2着になって後悔するのなら、いっそのこと反則失格になった方が気分もいいからね!』

死んでも最後まで諦めない姿勢を貫き通す田代選手は、賞金ゼロとなった結果に対し、タバコを燻らせながらも満足げに引き上げてゆくという 『男気』。

彼のこうした姿勢に多くのオートレースファンがシビレたものでございます。

私も 『かくありたく』 今まで頑張っていたのではございましたが…

1174960_534994739906502_111695081_n.jpg


人呼んで 『男 田代!』
往年のオートレースファンでありますれば、実に馴染み深い専門用語でございます。

あの日、あの時、あの場所で…
この選手の熱い走りを目の当たりにしなければ…
私は今もってオートレースという公営競技の存在自体、知ることもなかったことでしょう。

誰よりも熱く、誰よりも激しく、そして誰よりも度胸がいい…。
オートレース界のカリスマ的存在、その人の名は田代祐一。

オートレースのオーバルバンクは500mの楕円形。
基本的には直線の立ち上がりでアクセルを開いてスピードを上げ、コーナーで減速しながら捌き合うというパターンの繰り返しで、通常6周回のレースが行われます。

しかし、この田代選手というライダーの乗り方(戦法)は規格外。
コーナーにおいてもスピードを緩めることなく、先行車のアウトから一気にマクリあげるという強気な攻めを基本とし、落車事故も恐れないという姿勢がファンの心を魅了する。

特に最終周回の第3コーナーでは、危険を承知で相手のインコースへ前傾姿勢の状態で突っ込んでいくという、勝負に対する執念を持った超人ファイターでございます。

この前傾姿勢で突っ込む様を、あたかも 「ナメルなぁー!」 と叫びながら突進しているように見えることから、日刊スポーツ紙の専門記者が、『ナメルな走法!』 と銘々し、オートレース界における田代選手の人気は高まる一方でございました。

1119695606_80.jpg

私は田代選手の鋭い目が大好きです。
彼の目から湧き出る闘志、そして真の男気というものを感じさせてくれるという、実に素晴らしい目をしております。これは元阪神タイガースのエース、マイク仲田投手がマウンド上で振り被り、対戦バッターに向って投球する際の、物凄い鬼の形相にも似たり!

錆付いた現代の日本国におきまして、今この目をして一生懸命働いている男性がいったいどれだけいるのでしょう。

『2着の賞金なんざいらねぇ…』
『ピン(優勝)でなければ失格になっても悔いはねぇ…』

優勝に拘る田代選手は、先頭を走る選手のインを強引に突き、押圧しながらも望み通りの1着でゴールラインを駆け抜けたSGレースの優勝戦。

自身の反則が判定される赤旗審議の最中でも、控え室で満足そうにタバコを燻らし、平気で他人の足を踏み付けて去って行く、男・田代。

私はこの男に心底惚れてしまいました。

しかしながら…
オートレース界の若大将といたしまして、デビュー当時から唸らせた田代選手ではございましたが、気が付きますればもう五十路…

動体視力の衰えなど、やはり体力的な老いはどうしても隠すことができず、さらには弟分として可愛がっていた中村政信選手の殉職という大ショックをまともに受け、今でもインタビューで中村選手の話に及ぶと思わず目頭を押さえてしまう優男に大変身。

田代ファンといたしましては誠に残念ではございますが、今の田代選手はかつての鬼ではございません。

が…
彼の目はまだ死んではいない。
あの鋭い目が輝いている限り、私は彼から教わりました 『ナメルナ人生』 の魂を、これからも温存し続けることができるでしょう。

1977136_654407497965225_8365539222282212777_n.jpg


4月6日
引退発表の時にだけ、鬼の眼にも綺麗な涙が光りました。


本当にありがとう、ありがとう、田代祐一!
本当にお疲れさまでした。

by 桜川

泥だらけの天使

【雑草ポエム 第682話】

先日、オートレースのPRイベントが東京ドームで行われまして、今年デビューを果たしました女子レーサーが競争者(セア)でグラウンドに登場し、爆音を響かせながらプロ野球ファンを驚かせておりました。

1_20131010083943505.jpg


この女子レーサー(右側の益 春菜選手)の前身がモトクロス!
ということで、昨日行われておりました全日本モトクロス選手権シリーズ(関東大会)を堪能するべく、川越の特設サーキットまで行って参りました。

↓雨上がりの走路コンディションは最悪で、パドックの選手達も・・・(汗)

2_201310100839424a1.jpg


↓気を取り直して横一線、いよいよスタートの瞬間です!

3_20131010083942eb7.jpg


↓アンブレラガールも、なぜかオイラに視線を合わせて♪

4_20131010083941ef6.jpg


↓4気筒の重低音が唸ります!  バオ~ン バオ~ン バオ~ン

5_20131010083940f75.jpg


↓さぁ、スタートしました!

6_20131010083940244.jpg


↓物凄い爆音と土泥を跳ね上げて…バババババババババーーーーー!!!

7_20131010083908c76.jpg


↓グオン グオン グオーン!

8_201310100839085a2.jpg


↓バッヒューーーーーーーーーン!

9_20131010083907252.jpg


↓ドドドドドッドドドドー!

10_2013101008390733e.jpg


↓ギューン グググウウウーーーー!

11_201310100839064ff.jpg


↓ウォーン ウォーン ウォーン!

12_20131010083903b65.jpg


↓バッゴォーーーーーーーーーーーーン!

13_201310100838275aa.jpg


↓バーン バリバリバリバリーーー!

14_2013101008382670f.jpg


↓グゥーーン グォーーーン グルグルグル―!

15_201310100838266a8.jpg


↓ウォーーーーン ウォオオオオオォーーーン!

16_20131010083825d25.jpg


↓ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーール!

17_2013101008382410e.jpg


↓戦い終えて帰って来た戦士達!

18_201310100838237be.jpg


↓全身、見事に泥だらけ…

19_20131010083744849.jpg


↓熱きバトルを戦い抜いた野郎達!

20_2013101008374414d.jpg


↓栄光のワン・ツー・スリーを決めたスーパーライダー♪

21_201310100837432b7.jpg


↓可愛いアンブレラガールに祝福されて…!

22_20131010083743e63.jpg


↓男冥利に尽きますね♪

23_20131010083742073.jpg


↓ラストはシャンパンファイトで大賑わい!

24_20131010083740593.jpg


↓B級グルメもお忘れなく♪

25_20131010083650af1.jpg


やっぱりイイネ、エキサイティング・マシンスポーツは!


by 桜川

ボクセアドーラ (女子プロボクサー)

【雑草ポエム 第674話】

去る者あれば 来る者あり…

先日のミスターオートレース『飯塚将光選手』涙の引退セレモニーから2週間が経ちましたが、これも時代の流れなのか、早くも粋のいい32期生の新人レーサー達が養成所を卒業し、各地区のレース場にてデビュー戦に挑みました。

1_20130724175528.jpg


そうした中、私は個人的にも注目しております『女子プロボクサーからの転身者』である、藤本梨恵選手を応援するべく、配属先である伊勢崎オートレース場へ行って参りました。

2_20130724175527.jpg


伊勢崎オートレース場と申しますれば、我がカリスマレーサー『田代祐一選手』や、オートレース界の絶対王者『高橋 貢選手』等が所属するという、私にとりましては正に『聖地』のレース場!

3_20130724175526.jpg


それはかつて、カリスマ田代が唸らせたトライアンフ(イギリス製2気筒エンジン)の重低音が耳に残る、とても素敵な思い出の地。

そんな環境の下で、藤本梨恵選手はデビューの日を迎えたのでございます。

↓ファイターズゲートから試走へ向かう藤本選手。

4_20130724175526.jpg


愛車を『ボクセアドーラ』と命名し、アクセル全開でファンへのアピールを行います。

↓ただ、直線のスピードは悪くないものの、コーナーワークが大き過ぎるな…。

5_20130724175525.jpg


まだまだ怖くてインにハンドルを向けることができないのだな…と思いましたが、気持ちは分れど、それではプロとしての勝負レースにはなりません。

あまりのヘタれな走り(試走タイム)に場内のファンもあきれ顔となり、当然ながら1号車『藤本梨恵選手』からの車券はまったく売れておりませんでした。

オートレースには、そのギャンブル性を高めることを目的とした『ハンデ』という物がございます。

スタート位置を『強い者順』に調整することによりまして、弱い(遅い)選手でも車券の対象となるようにされますし、特に新人のデビュー節では『ご祝儀ハンデ』といたしまして、勝たせてもらえる番組を組むものでございます。

↓ご覧下さい、藤本梨恵選手の後ろに置かれた先輩レーサーのハンデ位置を!

6_20130724175524.jpg


藤本梨恵選手から最も近い選手(2号車)でも40mの後方に置かれ、さらに最重ハンデ(8号車)の選手ともなりますと、はるか70mもの後方からのスタートを切ることなりますので、通常の新人レーサーであれば、ぶっちぎって逃げ切ることができるはずでございます。

しかし、藤本梨恵選手の場合は…

↓いよいよ大爆音と共に注目のスタートが切られました!

7_20130724175448.jpg


単独の0mハンデ位置から果敢に飛び出す藤本梨恵選手。

1周500mのバンクを6周回、約1分50秒というタイムを無事に逃げ切って勝てるという『お膳立て』は出来ていたはずなのですが…。

↓あっと言う間に後続に追い付かれ、2周回を持たずして最下位へ転落し…

8_20130724175447.jpg


↓3周回目にはご覧の大差…

9_20130724175447.jpg


まるでチャリンコ1台とバイク7台のレースのよう。

残りあと3周回で、最終的にどれ程の大差がついたのか、それは皆様のご想像にお任せいたします。

↓半周もの大差をつけられ、一人淋しくゴール線上を駆け抜ける藤本梨恵選手。

10_20130724175446.jpg


男の世界に花一輪。

伊勢崎オートレース場といたしましては、初の女子レーサーの誕生だけに、その勇気と頑張りを心から称えてあげたいのは山々ではございますが、これが厳しいプロの世界。

いくら選手を美化しようとも、所詮は公営ギャンブルの1コマに過ぎず、命の次に大切な『現金』を賭けて観るファンにとっては、車券の対象とならない選手など、まったく無意味なのでございます。

『このバカヤロー!』

容赦ないファンの罵声を背に受けながら、惨敗に肩を落としてピットに戻って行く藤本梨恵選手でございました。

それにいたしましても、弱い。
藤本梨恵選手は、超が付くほど弱すぎました。

他の(男子)新人レーサーは期待通りの動きを見せ、連戦連勝という華々しいデビューを飾っているのですが、如何にバイク経験が少ないとは申せ、プロボクシングで世界を制する程の運動神経の持ち主が、まったくレースをさせてもらえないとは驚きました。

これは男女の差?
動体視力や動物的本能、その他様々な面におきまして、やはり女性では男性との差が出てしまうものでしょうか。

オートレースは超高速でコーナーを回りますが、その時に発生する強烈な『遠心力』に耐える腕力は、男性レーサーでもかなり厳しいと云われております。

昨年、デビューから僅か半年で事故死してしまった船橋所属の美人レーサー『坂井ちゃん』も、周りの期待があまりにも大き過ぎたがための『焦り』が原因で事故を引き起こしてしまいました。

あの坂井ちゃんの例を、もう二度と繰り返してはいけません。

焦らず、じっくり、一歩ずつ進んで行けばそれでいい…と、私は彼女のレースを初めて観て思いました。

結局、今開催(4日間)はオールビリで1勝もできませんでしたが、とりあえず事故も無く無事に完走できたことが何よりの一歩だったことでしょう。

開催終了後、さぞかし気を落としているのでは…と思いきや!


↓彼女のブログを読んでみてください。(転記しました)
*****************************
デビュー節4日開催終わりましたー!
結果は、オールビリと厳しい結果となりました!(>_<)

でもねーまだまだこれからー!
(≧□≦)/
あたしゃ負けないよー!!!

ただ、沢山の人に応援してもらっていたのに期待に応えられなかったのはすごく残念です。
でも、今はこれが自分の実力としっかり受け止めて、頑張っていきます!
*****************************

11_20130724175446.jpg


私は思わず笑ってしまいました。

デビュー戦後に泣いていた坂井ちゃんとは大違い、この明るくてポジティブな娘だったら心配ない、大丈夫だ!

今はビリでも、それだけ見る夢が沢山あるということでございます。

↓彼女の目標はチャンピオン、オート界の絶対王者『高橋 貢選手』でございます。

12_20130724175445.jpg


まだまだ長い道のりです。

頑張れ、藤本梨恵!

by 桜川


さらば、ミスターオートレース

【雑草ポエム 第673話】

今から30年ほど前のこと…

私がオートレースという『エキサイティング・マシンスポーツ』の存在を知り、興味を持ち始めた頃の絶対王者(第一人者)が『飯塚将光』選手でございました。

オートレースは戦後の復興を目的とし、昭和25年から現在に至るまで全国6か所のオートレース場にて開催されておりますが、飯塚将光選手は第9期生として、船橋オートレース場をフランチャイズとして活躍しておりました。

飯塚将光…
人呼んで『ミスターオートレース』と申します。

1_20130708175142.jpg


期前の先輩選手には、『オートの神様』として全国にその名を轟かせた『広瀬登喜男』というダート走路時代の超人がおりましたが、その名選手を押し退けて『ミスター』という称号を得ていたのも、飯塚将光選手の凄さを思い知ることができます。

強い…兎にも角にも強かった。

スタート良し、イン良し、マクリ良し!  晴れ良し、雨良し、強風良し!  整備力良し、顔良し、風格良しという、オートレーサーとしては正にパーフェクトな天才、非の打ちどころのない飯塚将光選手でございました。

そんな飯塚選手も、今年2月に63歳を迎えており、若手の台頭や動体視力の衰え等はいかんともしがたく、かつての輝かしい栄光はすっかり影を潜めてしまったことは、止む無き現状だと思っておりました。

2_20130708175141.jpg


しかしながら、ご本人は生涯現役に拘ることを明言しており、長く走り続けることもプロとしての役目であると自らを奮い立たせ、危険と隣り合わせのオートレースに果敢に挑むミスターに、多くの熟年ファンが勇気付けられていたことか。

ところが…

先月、突然の引退発表には、多くのファンを驚かせました。

『実は、ちょっと病気になっちゃってね…。 もう走れないんだ…。 残念だよ、本当に…』

その『病気』とは何だったのか、その時には知る由も無かった私でしたが、あのミスターオートレースの引退を素直に受け入れる事ができず、最後の雄姿を目に焼き付けてこようと、昨日行われました引退セレモニーへ行って参りました。

↓第8レースの終了後、颯爽と場内に現れたミスターに場内のファンが大拍手!

3-1.jpg


実はこの時もかなりの体調悪化を訴えており、控室では若手に手を貸してもらわなければ動く事もままならない程であったそうでございます。

しかし…
勝負服を身に付け、バイクに跨ったとたんに背筋がピンと伸び、生き生きとした顔色に戻っていったとは、何と言うレーサー魂でございましょうか。

↓とても病人とは思えない、実に素晴らしい笑顔でファンに別れを告げるミスター。

3-2_20130708175140.jpg


↓船橋所属の従事員の方々も、温かくミスターを見送ります。

4_20130708175139.jpg


↓そしてこの日は大勢のファンが集結し、ミスターとの別れを惜しんでおります。

5_20130708175136.jpg


↓選手会を代表し、高田支部長がミスターに感謝状を読み上げました。

6_20130708175058.jpg


↓そしてミスターを陰で支えた奥様が花束を…、この時スタンドが沸きました。

7_20130708175057.jpg


↓そしてミスターオートレース、飯塚将光選手の最後のご挨拶が…。

8_20130708175057.jpg


『42年も頑張れたのは、ファンの皆さんの温かい声援のおかげです。私にとってオートレースは人生そのものでした。(中略)ファンの健康と幸せを祈ります(中略) どうか オートレースが これからも続くように 応援してください』

私は感動で思わず胸が熱くなりました。

しかし、その直後のこと…!
私の隣に立っていた中年の男性が、誰かに向ってポツリと一言つぶやきました。


『飯塚はよぉ、癌なんだってな…』


バカな…! 私は耳を疑いました。

しかしながら、バイクに乗っている時のミスターは生き生きしておりましたが、降りたとたんに精気が無くなり、顔はげっそりと痩せこけており、それこそ立っているのがやっとの状態に見えました。

引退表明から僅か1ヵ月たらずで、ここまで身体を蝕む病気とあらば、やはり中年紳士のつぶやきも否定できないような気もいたします。

『イイズカー、ありがとー!』

『イッイズカー、 イッイズカー、 イッイズカー…』

オートレース場とすれば大変珍しいことに、場内の観衆から手拍子と『飯塚コール』が沸き起こりました。

↓このサプライズに感極まり、思わず涙ぐむミスターに、私も涙が止まらない。

9_20130708175056.jpg


↓ラストはオープンカーに乗り、場内を2周してファンとお別れをいたしました。

10_20130708175056.jpg


どのような競技・団体におきましても、『ミスター』と称される偉大な方々は有名人ばかりなり。

ミスター・ジャイアンツの長嶋茂雄さん、ミスター・メイの秋山幸二さん、ミスター・ヤンマーの釜本邦茂さん、ミスター・柔道の山下泰裕さん、ミスター・ケイリンの中野浩一さん…等々。

しかし、オート界のミスターはマイナー競技であるが故に、その誰よりも知名度は低く、スポーツ紙での取り扱いも腹が立つほど粗末なものでございました。

↓しかし、我がミスター・オートレースは永遠に不滅でございます。

11_20130708175055.jpg


飯塚さん、本当にお疲れさまでございました。

長きに亘り、沢山の夢をありがとうございました。

願わくば…

願わくば…

大病と言う最強の敵を、得意の速攻からの火の玉マクリで粉砕し、またオートレースを優雅に語っていただきたいと切に願っております。

名車『トライアンフ』を操る貴方は本当に本当に強かった。

ベル・ホージョウ(車名)は永遠なれ!

by 桜川


プロフィール

桜川 久慶

Author:桜川 久慶
雑草ポエム、書籍化することができました。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
QRコード
QR
フリーエリア
オセロゲーム

フィリピン留学
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。